トヨタセンチュリ故障の定番はココ!高級車でも避けられないトラブルとは?

トヨタセンチュリー故障定番

トヨタ公式画像引用

「センチュリーってトヨタの最高級車だから、故障なんてしないんでしょ?」
そんなイメージを持っている人は少なくないかもしれません。
しかし、結論から言えば――トヨタ センチュリにも“定番の故障”は存在します。どんなに丁寧に作られた車であっても、経年劣化や構造上の弱点は避けられません。

僕自身、車が好きで今までに何台も乗り換えてきた中で、知人が所有していたセンチュリーにも何度か乗せてもらい、オーナーから直接話を聞く機会もありました。彼曰く、「さすがセンチュリー、乗り心地や静粛性は別格。でも…年式によっては故障が続くこともあるんだよ」とのこと。センチュリーはただの“高級車”ではなく、“古き良き時代の手作り車”としての一面もあるため、トラブルが発生するポイントもやや特殊なんです。

検索で「トヨタ センチュリ 故障 定番」と調べる方は、おそらく購入を検討しているか、すでに所有していて調子が悪い箇所が気になっている方だと思います。
実際、年式ごとに弱点の傾向も異なり、古いモデルにはエアサスや電装系の不具合、新しめのモデルには電子制御まわりの誤作動など、“定番トラブル”と呼べるポイントが存在しているのが現実です。

「高級車=壊れない」ではなく、「高級車だからこそ繊細で、部品の劣化もそれなりに高コストになる」――そんな現実を知っておくことが、安心してセンチュリーに乗るための第一歩になると思います。

この記事では、以下のポイントを中心に、センチュリーの故障リスクとその対策を、リアルな視点で解説していきます。

・年式ごとに異なるトヨタ センチュリの定番の故障箇所とは?
・実際のオーナー経験から見えてきたよくあるトラブルの傾向
・修理費用や維持に関するリアルなコスト感覚
・購入前にチェックしておくべき注意ポイント

センチュリーという車の魅力は、その唯一無二の存在感と、トヨタが誇る職人技にあります。
だからこそ、「故障リスク」についても知っておくことで、より安心してこの特別な1台と向き合えるはずです。

目次

トヨタ センチュリ 故障 定番はどこ?よくあるトラブルとその背景

トヨタ センチュリ 故障 定番はどこ?よくあるトラブルとその背景

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「センチュリー=壊れない」というイメージを持っている人は多いと思います。
たしかにトヨタが誇るフラッグシップモデルであり、1台1台に職人の手が入る丁寧な造り。信頼性の高さは間違いありません。

ですが、それでも“定番の故障”は存在します。

僕の周囲でもセンチュリーに乗っている人がいますが、「高級車=ノートラブル」というわけではなく、年式によっては“壊れやすいところ”があるのも事実。特に中古で狙っている人は、きちんとそのポイントを理解しておくことで、購入後のトラブルを未然に防げる可能性が高くなります。

ここでは、トヨタ センチュリの定番の故障箇所とその背景について、経験談や整備士から聞いた話、実際の事例をもとに解説していきます。

・オイル漏れは定番?トヨタセンチュリでよく起きる原因と対処法
→V型エンジンの構造上の特徴や経年劣化によるガスケット劣化などを実体験や整備士の話で解説。
エンジン不調が起きやすいのはなぜ?年式別の傾向と注意点
→燃料ポンプや点火系トラブル、アイドリングのバラつきなどの事例。
エアサスの故障は“避けられない宿命”?維持と交換コストの現実
→乗り心地は最高だがトラブル多め、僕の知人もエアサスで苦労した話。
電装系のトラブルも意外と多い?窓・シート・メーター周りの不具合
→高級車ゆえの“便利すぎる装備”が逆に弱点になることも。
中古で買うなら要注意!年式による“定番トラブル”の違いとは?
→G50系や現行モデルで傾向が違う点を、経験談も交えて解説。

オイル漏れは定番?トヨタ センチュリでよく起きる原因と対処法

センチュリーのオイル漏れは、“定番中の定番”とも言えるトラブルです。
とくにGZG50型(1997年〜2017年)で多く見られるのが、エンジンオイルやパワステフルードのにじみ・漏れ

この型に搭載されているのは、V型12気筒(5.0L)の「1GZ-FE」エンジン。
このエンジンは世界的にも珍しい構造で、非常に滑らかで静かな回転フィールを持つ名機ですが、構造が複雑なぶん、ガスケットやシール類の劣化によるオイル漏れが起きやすい傾向にあります。

整備士の方に聞いたところ、年式が10年を超えると「パッキンの硬化」や「ホース類の亀裂」によるオイル滲みが少しずつ始まり、放っておくと下回りに垂れるレベルにまで進行することもあるとのことでした。

オイル漏れ自体はすぐにエンジンが壊れるわけではありませんが、放置すればベルトや他の部品を傷めるリスクもありますし、何より修理費が高額になりがちです。エンジン脱着が必要なケースもあるため、修理費用が10万円〜30万円以上になることもあります。

【対策・ポイント】
・中古車購入時は、リフトアップしてオイルのにじみや下回りの汚れをチェック
・整備記録に「オイルシール交換済み」「パッキン交換歴あり」とあると安心
・あえて前オーナーが“手を入れてくれている個体”を狙うのがコツです

エンジン不調が起きやすいのはなぜ?年式別の傾向と注意点

「センチュリーなのにエンジンが調子悪い」――意外ですが、これもあるあるです。
とくに多いのが、アイドリングが不安定になる・加速が重くなる・エンジンチェックランプが点灯するといった症状。

原因として多く挙げられているのが以下の3つです:

  1. イグニッションコイルの劣化
  2. スロットルボディの汚れ
  3. 燃料ポンプの不具合

1GZ-FEエンジンは12気筒なだけに、イグニッションコイルも12本。これが1本でも不調になるとバランスが崩れて振動や失火の原因になります。
またスロットルボディ(エンジンの空気の通り道)にカーボンがたまりやすく、アクセルレスポンスが鈍くなることも。

整備士いわく、「古くなってくると複合的に起こるので、原因の特定が難しい」とのこと。部品代だけでもコイル1本あたり約5,000〜10,000円。全部交換となるとパーツだけで10万円前後かかることも。

【対策・ポイント】
・試乗時にはアイドリングの安定感、加速時のもたつき、振動に注意
・チェックランプがついていたら必ず診断機で確認してもらう
・整備記録で「点火系交換歴あり」の個体は要注目

エアサスの故障は“避けられない宿命”?維持と交換コストの現実

センチュリーといえば、あのふわっとした極上の乗り心地。この快適性を支えているのが「エアサスペンション(エアサス)」です。

しかしこのエアサス、年数が経つとかなりの確率で故障します

僕の知人(50代・G50系オーナー)も、納車後半年で片側のエアサスが抜けて車体が傾いてしまった経験がありました。調べてみると、エアサスのエアバッグ内部が劣化し、空気が漏れることで車高が保てなくなるというのが典型的なトラブル。

またコンプレッサー(空気を送り出すポンプ)が劣化すると、そもそもサスペンションが機能しなくなります。

修理費はというと、純正エアサス1本で10万円以上+工賃。4本すべて交換となれば30〜50万円コース…。さらに年式が古いと部品が生産終了になっていることもあるため、社外製やリビルト品を使うケースも増えています。

【対策・ポイント】
・購入前には車高の左右差・沈み込みがないかを必ずチェック
・「車高調に交換済み」「エアサス新品交換済み」の個体は要チェック
・リスクを見越して、予算に余裕を持って購入することが大切

電装系のトラブルも意外と多い?窓・シート・メーター周りの不具合

センチュリーは高級車ゆえに、とにかく装備が多いです。
その分、電装系のトラブルも起こりやすい傾向にあります。

僕が実際に見た中で印象的だったのは、パワーウィンドウが途中で止まる電動シートが片側だけ動かないデジタルメーターのバックライトがチラつくといった症状。これらは配線の接触不良やモーターの劣化が原因であることが多く、経年車ではかなりの確率で発生します。

また、センチュリー特有の「マッサージ機能付きリヤシート」や「自動カーテン」など、贅沢装備が逆にトラブルの元になることも。

【対策・ポイント】
・すべてのスイッチや装備は実際に動かして確認することが大事
・「電装系一部不良あり」などの記載がある車両は、修理費を見込んで判断
・“動かなくても致命的ではない”と割り切る気持ちも必要かも

中古で買うなら要注意!年式による“定番トラブル”の違いとは?

センチュリーは、年式によって壊れやすいポイントが変わるのも特徴です。
簡単にまとめると、以下のような傾向があります:

● GZG50型(1997〜2017年)

  • オイル漏れ、エアサス、電装系のトラブルが多い
  • 装備が豪華なぶん、トラブル箇所も多岐に渡る
  • エンジンのパーツ点数が多く、整備性はやや難あり

● UA-G60系(2018年〜現行)

  • 電子制御系のトラブル(センサー・カメラなど)
  • 先進装備ゆえに診断が複雑で、ディーラー対応が必須
  • 整備可能な工場が限られる

【ポイント】
・年式が古いG50系は、「パーツの在庫状況」も事前に確認すべき
・現行型を買うなら、「整備対応可能なトヨタ店が近くにあるか」を事前チェック
・故障が多くても、「味がある」と思える人にはおすすめの一台です

トヨタ センチュリ 故障 定番から考える、長く乗るためのコツと覚悟

トヨタ センチュリ 故障 定番から考える、長く乗るためのコツと覚悟

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センチュリーには確かに定番の故障ポイントがあります。
でも、それを理由に「やめておいた方がいい」と切り捨ててしまうのは、もったいないと僕は思います。

なぜなら、センチュリーは壊れること=終わりではなく、そこからが付き合いの本番とも言えるクルマだからです。
手間がかかるぶん、愛着が深くなる。そしてそれは他の車にはない特別な体験にもつながります。

このセクションでは、故障リスクとどう付き合いながら、**トヨタ センチュリと長くうまく付き合っていくための“現実的なコツと覚悟”**をお伝えしていきます。

センチュリーの“寿命”はどこまで?30万km超えも夢じゃない理由
→エンジンの耐久性と、整備さえすれば長く乗れる点を説明。
修理は高額?センチュリーの維持費と想定しておくべき出費
→正規整備か専門ショップか、部品供給状況のリアル。
トヨタのサポート体制はどう?ディーラーで断られるケースもある?
→僕が聞いた実際のディーラー対応なども紹介。
予防整備が鍵!定番トラブルを防ぐために今できること
→日常点検、定期的な部品交換の重要性を具体的に紹介。
それでもセンチュリーに乗る価値|トラブル以上にある魅力とは
→故障も愛着の一部になる。センチュリーオーナーの“覚悟”と“誇り”を語る

センチュリーの“寿命”はどこまで?30万km超えも夢じゃない理由

「センチュリーって何キロくらい走れるの?」という疑問、よく聞きます。
結論から言うと、メンテナンス次第で30万km以上も狙えるクルマです。

特にG50型の「1GZ-FE」エンジンは、もともとVIP送迎用や公用車として過酷な使用環境を想定して設計されており、耐久性は非常に高いとされています。12気筒という構造自体が、1気筒あたりの負担を分散するため、エンジンの寿命は伸びやすいです。

実際に中古車市場には「走行距離25万km」「30万kmオーバー」の個体も存在します。
もちろん、そのすべてが問題なく走るわけではありませんが、「ちゃんと手をかけていればここまでいける」という事実は心強いですよね。

ただし、“寿命が長い”というのはあくまで**「整備されていれば」の話**。
オイル交換や冷却水管理を怠れば、どんなに名エンジンでも短命で終わります。
僕が知る限りでも、しっかり記録簿が残っている個体はトラブルも少ないですし、手をかけた分だけ応えてくれるクルマだと感じています。

修理は高額?センチュリーの維持費と想定しておくべき出費

高級車であるセンチュリー、当然ながら修理費も高級です。
「センチュリー 修理」で検索してくる人の多くは、その“現実”が気になっているはず。

たとえば先ほど触れたエアサスの修理で数十万円、イグニッションコイルの全交換で10万円以上エンジンオイル漏れの修理で20万円以上など、“ワンショット”でかかる金額が大きいのが特徴。

また、純正部品が生産終了している場合は、部品取り車から流用するか、リビルトパーツを使う必要があり、それも探すのに苦労するケースがあります。

では実際、どれくらいの維持費を見込んでおけば安心かというと、僕の感覚では**年間20〜30万円程度(法定整備・消耗品・突発トラブル含む)**を「維持費予備費」として確保しておくのが現実的です。

【ポイント】
・高年式の個体ほど修理費は高額化しやすい
・定期整備を怠ると、トラブルが“ドミノ倒し”に発生する可能性あり
・“壊れたらすぐ対応できる資金力”と“割り切る気持ち”が必要

トヨタのサポート体制はどう?ディーラーで断られるケースもある?

「トヨタだから、どこでも整備してくれるでしょ?」
実はこれ、センチュリーでは通用しない場合もあるんです。

僕が以前聞いた話では、「センチュリーは対応できないので、お近くのセンチュリー取扱店舗をご案内します」と言われたケースが実際にありました。
センチュリーは特殊車両扱いで、整備できるスタッフや設備が限られており、全国のトヨタ店すべてが対応しているわけではないんです。

特に古いG50型や、部品供給が難しい年式の場合、「修理に時間がかかる」「外注作業になる」など、対応に時間とコストがかかることも多いです。

【確認すべきこと】
・自分が住んでいる地域にセンチュリー対応ディーラーがあるかを事前に調べておく
・購入前に「この車両は整備対象ですか?」とディーラーに直接確認
・信頼できる専門ショップとつながっておくのも大切

予防整備が鍵!定番トラブルを防ぐために今できること

センチュリーに限らず、クルマは「壊れてから直す」よりも「壊れる前に防ぐ」方が圧倒的に安上がりです。
とくにセンチュリーのような高級車・特殊車両は、小さなトラブルが他の部品にも波及しやすい構造になっています。

たとえば、

  • オイルは半年〜1年に1回必ず交換
  • エアサスの状態は定期的に車高チェック
  • バッテリーは2〜3年で交換
  • ラジエーターの冷却水は2年ごとに総交換

など、予防整備をルーティン化することで、定番トラブルの多くは未然に防げます。

僕の知人で、センチュリーに10年以上乗っている方がいますが、「年間5万円くらいでも、小まめに手をかけていれば大きなトラブルは起きないよ」と言っていました。

【ポイント】
・整備手帳をしっかり残すことで将来的な売却時にも有利
・壊れたら直す、の精神では“お金も心も持たない”かもしれません
・“先手の整備”が安心して乗る最大のコツ

それでもセンチュリーに乗る価値|トラブル以上にある魅力とは

ここまで読んで、「故障が多いならやっぱりやめようかな…」と思った方もいるかもしれません。
でも、それでも僕はセンチュリーは“乗る価値があるクルマ”だと断言します。

なぜなら、故障や維持の大変さを超えるだけの、圧倒的な満足感と存在感があるからです。

・とにかく静かで、別次元の乗り心地
・助手席・後部座席が主役という日本独特の文化
・どこに行っても一目置かれる「格」
・「職人が手作業で仕上げた車に乗る」という特別感

こういった価値は、普通の車では絶対に味わえません

実際に僕が乗ったときも、静かすぎて「エンジン止まってる?」と感じたくらい。
そして、エアサスで浮いているかのような滑らかさ。
「これは壊れても直したくなるわ」と思わせる魅力が確かにありました。

センチュリーは、“買って終わり”の車ではなく、“乗りながら育てていく”車。
故障もまたストーリーの一部。そんな気持ちで乗るからこそ、所有の満足度は他の車とまったく違うのです。

✅まとめ:トヨタ センチュリ 故障 定番を知れば、安心して長く乗れる一台になる

「トヨタ センチュリ 故障 定番」で検索する方の多くは、センチュリーに憧れを抱きつつも、「本当に大丈夫なのか?」という不安を抱えているのだと思います。

今回ご紹介したように、センチュリーには確かに**年式によって起こりやすい“定番の故障”**が存在します。
オイル漏れ、エアサスの不具合、電装系のトラブルなど、高級車ならではの繊細な構造が、経年劣化によってトラブルの原因となることは避けられません。

しかし、それらのトラブルは事前に知っておくことで、十分に対策や予防ができるものばかりです。
そして何より大切なのは、「壊れること=悪」ではなく、「壊れることを前提に、どう付き合っていくか」という視点。
その考え方があれば、センチュリーは単なる高級車ではなく、“人生を共にする相棒”のような存在になります。

僕自身、車好きとして数多くの車を見てきましたが、センチュリーほど「愛着が湧く」「乗っていることに誇りを感じる」車はなかなかありません。
修理や維持にお金はかかりますが、そのぶん得られる体験や満足感は他の車では味わえないものです。

この記事を通して、「トヨタ センチュリ 故障 定番」を理解し、故障とうまく付き合う心構えと、長く乗るためのヒントを得ていただけたのなら嬉しいです。

センチュリーは、知って乗れば安心できる。愛して乗れば一生モノになる。
そんな特別なクルマだと思います。

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