アストンマーチン公式画像引用
アストンマーチンといえば、誰もが一度は憧れるイギリスの名門ブランド。
美しいデザインと紳士的な佇まい、そして「ジェームズ・ボンドの愛車」としてのイメージもあって、他のスーパーカーとは違う独自の魅力を持っています。
しかし、その一方で検索してみると「アストンマーチン リセール」「アストンマーチン 値崩れ」「アストンマーチン 中古 安い理由」といったキーワードがずらり。
一部では“地獄のリセール”なんて表現まで使われており、「欲しいけど、買ってからの価値下落が怖い」と感じている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、アストンマーチンのリセールは、確かに国産車や一部のライバルブランドに比べて悪い傾向にあります。
新車で2000万円超えだったモデルが、数年後には半額以下、場合によっては3分の1にまで下がる例もあり、初めての購入者にとってはかなりインパクトのある事実です。
私自身、過去に中古のDB9を購入しようと真剣に検討したことがありました。
そのとき驚いたのが、「え、この年式でこの値段?」という中古相場の安さ。
正直「これは買いかも」とテンションが上がる一方で、「これだけ値崩れするってことは、何かあるんじゃ…?」と慎重になったのも覚えています。
では、なぜアストンマーチンはここまでリセールが低いと言われるのか?
本当に故障が多いのか?維持費が高すぎるのか?
それとも、そもそも“ニッチすぎて”売るときに買い手が少ないのか?
この記事では、アストンマーチンのリセールが悪いと言われる原因や、その裏にある事情、そして「それでも損せずアストンに乗るにはどうしたらいいか?」という視点で、後悔しないための考え方と買い方を徹底的に解説していきます。
この記事でわかること:
・アストンマーチンのリセールが悪いと言われる具体的な理由
・値崩れの激しいモデルとそうでないモデルの違い
・中古アストンマーチンが安い理由と注意点
・実際の維持費・故障リスクとリセールの関係
・損せずアストンに乗るための購入戦略・手放し方のコツ
かず先生と車たちチャンネル:引用元
アストンマーチンのリセールは悪い?その理由と値崩れの実態を深掘り

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アストンマーチンに興味がある方なら、一度は「リセールが悪いって聞いたけど、本当なの?」と思ったことがあるのではないでしょうか。ネットで「アストンマーチン リセール」と検索してみると、「値崩れが激しい」「買ったら最後、売れない」なんて言葉がずらっと並びます。さらに「中古が安すぎる」といった声もあり、魅力的な見た目とは裏腹に、「買って後悔する車なのでは?」と感じてしまう人も多いようです。
実際、アストンマーチンは高級スポーツカーの中でもリセールが悪い部類に入ると言われています。
たとえば、2018年に新車価格約2200万円で販売されていた「DB11」は、5年落ち・3万km前後の中古車になると、価格が1000万〜1200万円台に下がるケースが多く見られます(2024年現在の中古車情報サイト調べ)。これは半額以下に値下がりしている状態であり、ポルシェやフェラーリと比較するとリセールの落ち幅がかなり大きいのが実情です。
では、なぜアストンマーチンはここまで値崩れしやすいのでしょうか?
単に「人気がない」だけでは説明がつかないように思えますし、デザインや性能面で大きく劣っている印象もありません。
そのため、「どうしてこんなに安くなるのか?」「中古が安いのはラッキーなのか、それとも地雷なのか?」という点が、購入を検討する人にとって最大の不安材料になっています。
私も以前、中古のヴァンテージを検討した際、「この価格でアストンに乗れるなんて最高じゃないか」と思った一方で、「なぜここまで安いのか?その後の維持は大丈夫か?」と不安に感じた経験があります。実際に調べてみると、リセールが悪くなるのには複数の理由が絡んでいることがわかってきました。
この章では、「なぜアストンマーチンのリセールは悪いのか?」というテーマをもとに、中古相場の実態・値崩れの原因・壊れやすさや市場での流動性などを整理しながら、
アストンを“買って損する車”にしないための知識を深掘りしていきます。
・アストンマーチンは本当にリセールが悪いのか?データと相場で検証
→ リセールランキングや平均下取り価格などを参考に、数値的に事実を整理。
・アストンマーチンの値崩れが激しい理由とは?人気・市場性の観点から解説
→ 新車価格とのギャップが大きい理由や、台数の少なさ、ブランド特性を分析。
・中古のアストンマーチンが安い理由は?「お得」とは言い切れない背景も
→ 「安い=買い得」と思われがちだが、実はリスクもあるという視点で展開。
・アストンマーチンのリセールと故障率の関係|壊れやすいって本当?
→ よく話題になる「維持できない」「壊れやすい」という噂の真偽に迫る。
・リセールに差が出る?アストンマーチン各モデルごとの傾向と特徴
→ ヴァンテージ・DB11・DBXなど、モデルによる値落ち幅や人気差を紹介。
アストンマーチンは本当にリセールが悪いのか?データと相場で検証
アストンマーチンは「リセールが悪い」という評判が根強くありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
結論から言うと、他の高級車ブランドと比べて明らかにリセールは悪い傾向があります。これは、数値的なデータからも明確に見てとれます。
たとえば、日本自動車販売協会連合会や大手自動車サイトで公開されている「リセールバリューランキング(下取り率の高い車種ランキング)」では、ポルシェやレクサスが上位を独占する一方で、アストンマーチンはほとんどランクインしません。
2023年の某輸入車リセール調査によると、アストンマーチンのDB11は3年後の残価率が約35〜40%程度。対して、同価格帯のポルシェ911は約60〜70%を維持しており、その差は歴然です。
中古車市場の実例を見ても、2019年式のアストンマーチン・ヴァンテージ(新車価格:約2000万円前後)が、2024年現在の中古相場で900万〜1100万円程度に落ち込んでいます。
一方、同じ年式のポルシェ911(カレラSなど)は、1300万〜1600万円の相場で取引されており、こちらはリセールの強さが際立ちます。
この差は、ブランドの市場人気・信頼性・流通量・維持コストのイメージなど、複数の要因が絡んでいます。特にアストンマーチンは「かっこいいけどマニアック」「維持が大変そう」といった印象が強く、リセール価格を押し下げている要因になっていると考えられます。
私自身も、車を乗り換える際はリセールを常に意識しており、アストンのように下取り額が大きく下がる可能性のある車は「所有年数」や「タイミング」を慎重に見極める必要があると感じています。
つまり、アストンマーチンのリセールは感覚的な噂ではなく、実際にデータでも裏付けられているということ。
購入を検討する際は、「手放すときにどれくらい戻るか?」という視点も持っておくことが、後悔しないカーライフへの第一歩となるでしょう。
アストンマーチンの値崩れが激しい理由とは?人気・市場性の観点から解説
アストンマーチンは「高級スポーツカー」という魅力的な肩書きを持ちながら、なぜここまで値崩れしやすいのか?
同じ価格帯のポルシェやフェラーリと比べて、なぜ中古市場での評価に差が出てしまうのか――その答えは、人気の絶対数の違いと市場での流動性にあります。
まず、アストンマーチンは年間の生産台数が非常に限られており、日本国内での登録台数も他の高級ブランドに比べて圧倒的に少ないです。2023年の登録台数は、アストン全体でわずか約300台程度。これに対して、ポルシェは約8000台以上(※日本自動車輸入組合データより)となっており、そもそもの市場での認知度や流通量に大きな差があります。
つまり、売るときになかなか買い手が見つからない=需要が少ない車は、リセールが安定しにくいという構造なのです。
また、アストンマーチンはそのエレガントなデザインや静寂性を評価される一方で、「スポーツ性や実用性」において、ポルシェのような万人受けする性能ではないという点もネックになります。実際、「美しいけど普段乗りは厳しい」「左ハンドルしかない車種も多い」「修理や部品がすぐ手に入らない」など、実用面に対する不安が中古購入をためらわせる要因になっています。
さらに、ブランドイメージとして“コアなファン向け”という立ち位置が強く、広く一般層に受け入れられるほどのブランド力を築けていないことも影響しているでしょう。フェラーリやポルシェは「誰もが知っている憧れの存在」としての地位を確立していますが、アストンマーチンはまだ“知る人ぞ知る”にとどまっている印象です。
私が以前、中古のヴァンキッシュを検討していた際も、販売店の担当者から「アストンはいい車だけど、売るときには価格がかなり落ちるので、あらかじめ覚悟しておいた方がいい」と忠告されたことがあります。
つまり、アストンマーチンの値崩れが激しいのは、**一言で言えば「市場での人気と需要の少なさ」が原因。
魅力あるブランドであることに間違いはありませんが、その価値をどう判断するかは、「乗ること自体に満足を感じられるかどうか」**にかかっているのです。
中古のアストンマーチンが安い理由は?「お得」とは言い切れない背景も
中古車サイトを見ていると、アストンマーチンの価格に驚く方も多いのではないでしょうか。
「新車で2000万円近い車が、数年落ちで1000万円以下?」「ヴァンテージってこんなに安く買えるの?」
そんなふうに感じて、「これは掘り出し物かも」とテンションが上がるのも無理はありません。
しかし、“中古のアストンマーチンはお得”とは、必ずしも言い切れない現実があります。
その価格の裏には、リスクや注意点が潜んでいるからです。
まず一番の理由は、前項でも触れたリセールバリューの低さです。新車時の価値が大きく落ちるため、中古価格も比例して安くなります。そして、リセールが弱い車は市場での人気も低く、販売店側も値下げしてでも回転させたい事情があることも少なくありません。
次に、高額な維持費や修理コスト。アストンマーチンは非常に手の込んだ作りをしており、部品も基本的に輸入パーツです。
たとえばオイル交換ひとつ取っても、正規ディーラーでお願いすれば5万〜10万円前後かかることもありますし、エアサスや電子制御系のトラブルが出れば数十万円単位の修理費がかかることも珍しくありません。
こうした維持コストの高さが、中古市場での価格を押し下げているのです。
また、保証がない個体やメンテナンス履歴が不明な車両が多いのも特徴です。
一見きれいに見える車でも、実際には定期点検がされていなかったり、粗悪な修理歴があるケースも。信頼できるショップやディーラーでないと、“安い買い物”が後々“大きな出費”に変わってしまうリスクがあります。
私も過去に、極端に安い中古のDB9を見て「この価格なら…」と心が動いた経験がありますが、調べてみると過去に事故歴があり、保証もなし。さらに部品の供給に難があるとのことで、見送ったことがありました。
つまり、中古アストンが安いのは「お得」というより、「理由がある安さ」。
しっかりとした知識と準備があれば魅力的な選択肢になりますが、安さだけに飛びつくと後悔する可能性が高い車でもあるのです。
アストンマーチンのリセールと故障率の関係|壊れやすいって本当?
アストンマーチンと聞いて、まず思い浮かべるのは「かっこいい」「ジェームズ・ボンド」「優雅」といったイメージかもしれません。
しかし一方で、「壊れやすい」「維持が大変」というネガティブなイメージも根強く残っています。では、それは本当なのでしょうか?そしてその故障率がリセールにどのような影響を与えているのでしょうか。
結論から言えば、アストンマーチンは他の高級車ブランドに比べて、故障リスクが高い傾向にあるというのは事実です。
特に10年以上前のモデルでは、電子制御系やエアサス、冷却系統などのトラブルが報告されており、これが「維持できない車」としての印象を強めている要因になっています。
たとえば、2010年以前のDB9やヴァンキッシュでは、「突然チェックランプが点灯した」「トランスミッションが警告を出す」といった症例がユーザー投稿でも多く見られます。
これは車自体の設計だけでなく、部品供給の遅さや高額な修理費も関係しており、「直したいのにすぐ直せない」というストレスがオーナーを離れさせる要因にもなっています。
このような「壊れやすくて維持にコストがかかる」というイメージは、中古市場において買い手の警戒心を高めるため、結果としてリセールバリューを下げる要因になります。
ポルシェやレクサスは“壊れにくく維持しやすい高級車”としての信頼があるのに対し、アストンはその逆。たとえ見た目が美しくても、「トラブルが多そう」と思われるだけで、買取価格には大きな差が出ます。
私自身も中古車探しをしているときに、アストンを扱う専門店のスタッフから「年式によっては正規ディーラーでも部品の取り寄せに1ヶ月以上かかることもある」と聞いたことがありました。
維持できる環境や予算がない人にとっては、リスクが大きい=売れにくい=リセールが悪いという図式になってしまうのです。
もちろん、近年の新型モデル(ヴァンテージやDBXなど)は信頼性が向上しており、以前ほどの「壊れる」イメージは薄れてきているのも事実です。ただ、それでもまだ一般的なイメージとしては、「アストン=壊れやすい」という認識が根強く残っており、それがリセールに大きく影響を与えているといえるでしょう。
リセールに差が出る?アストンマーチン各モデルごとの傾向と特徴
アストンマーチンのリセールは全体的に低いとされていますが、実はモデルによって値崩れの幅に差があることをご存じでしょうか?
一括りに「アストン=リセールが悪い」と決めつけてしまうのはもったいない部分もあり、購入後の満足度や将来の下取り価格にも大きく影響するポイントです。
まず、最もリセールが弱いとされているのが、DB9や初代ヴァンキッシュといった2000年代中盤の旧型モデルです。これらは当時の新車価格が2000万円以上したにもかかわらず、現在では300万〜700万円台で流通しているケースも多く、新車価格の2〜3割ほどにまで下がっていることがわかります。
理由としては、年式の古さに加え、信頼性・部品供給の不安・維持費の高さが重なっており、買い手が限定されやすいからです。
一方、比較的新しいモデルであるヴァンテージ(2018年〜)やDB11は、以前のアストンと比べて信頼性や装備の面でも改善が見られ、リセールも多少安定傾向にあります。
たとえば、2019年式のヴァンテージが新車価格約2000万円に対し、中古で900万〜1100万円程度。おおむね45〜55%程度の残価率で、アストンとしては比較的高めです。
また、**DBX(SUVモデル)**はブランド初のSUVとして注目されており、中古市場でもまだ出回りが少ないことから、比較的高値を維持しています。ただしSUV市場は流通スピードが速いため、今後の値下がり傾向には注意が必要です。
リセールの観点で見ると、以下のような傾向が見えてきます:
- DB9・旧ヴァンキッシュ:リセール弱め、趣味性が強く買い手が限られる
- 新型ヴァンテージ・DB11:そこそこ安定、中古価格も割と堅調
- DBX:現時点では高めのリセール、今後の展開は未知数
私自身、DB11とヴァンテージの中古相場を定点でチェックしていた時期がありましたが、モデルやグレードによって価格の下がり方に大きなばらつきがあると実感しました。購入するなら、「見た目」や「憧れ」だけでなく、そのモデルが将来どう評価されているかを想像する視点も大切です。
つまり、アストンマーチンのリセールは一律に悪いわけではなく、モデル選びの工夫次第で“損の少ない選択”も可能なのです。
アストンマーチンのリセールを気にせず乗るには?後悔しない買い方と考え方

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これまで見てきた通り、アストンマーチンは他の高級車に比べてリセールバリューが低く、値崩れも激しい傾向があります。「欲しいけど、売るときに損しそうで怖い」と思って購入を躊躇する人も多いのが現実です。
しかし、すべての人がリセールだけを重視して車を選んでいるわけではありません。実際、「リセールは度外視。でもアストンにどうしても乗りたい」という声も根強く存在します。
その一方で、アストンマーチンを手に入れた後に「維持費が予想以上だった」「売るときに驚くほど安かった」と後悔してしまう人もいるのです。
では、アストンマーチンに“乗ってから後悔しない”ためには、どうすればいいのでしょうか?
大切なのは、**「買う前にどこまで知っておくか」と「どういうスタンスで乗るか」**を明確にしておくことです。
たとえば、維持費や保険料、故障リスクを含めたランニングコストの把握は必須ですし、売却時に損しないためのタイミングや手段についても、事前に理解しておくことが重要です。
また、「アストン=見栄の象徴」と思われがちな風潮がありますが、自分自身がどれだけその車に価値を感じているか、つまり**“リセールよりも満足度を優先できるか”**という視点も欠かせません。
私のまわりにも、リセールの悪さを知りながらあえてDB11を選び、「10年は乗る覚悟で買った」と話すオーナーがいます。その人は「リセールじゃなく、人生の充実度で選んだ」と語っていて、車との付き合い方をとても前向きに楽しんでいるようでした。
この後のセクションでは、そんな「後悔しないアストンマーチンの選び方と乗り方」について、
- 維持費のリアル
- 後悔した人の共通点
- 損しない買い方の工夫
- 売却時に失敗しないポイント
- “リセール無視”で楽しむ考え方
という視点から掘り下げていきます。
リセールに振り回されず、本当に満足できるアストンライフを手に入れるためのヒントを一緒に考えていきましょう。
・アストンマーチンは維持できない?購入前に知っておくべきコストの現実
→ 維持費・部品代・車検など、リセール以前にかかる“見えない出費”を解説。
・アストンマーチンを買って後悔する人の共通点とは?
→ 見栄・知識不足・勢いでの購入による後悔パターンと、その回避策。
・それでも欲しい人へ|損を最小限に抑えるアストン購入の3つのコツ
→ 中古・年式・走行距離・保証付きなど、現実的な戦略を提案。
・売る時に差がつく!アストンマーチンのリセールを意識した手放し方
→ 少しでも高く売るためのタイミング・売却先・コンディション管理術など。
・リセールが悪くてもアストンに乗る価値とは?“所有の満足感”と向き合う
→ 金銭価値だけじゃない、「乗ること自体の価値」について実体験や感情を交えて。
アストンマーチンは維持できない?購入前に知っておくべきコストの現実
アストンマーチンの購入を考えたとき、多くの人が「本体価格」ばかりに目を向けがちです。
しかし、実際に所有してみて初めてわかるのが、“維持費の重さ”。
「買えたけど、維持できなかった」という話は決して珍しくなく、ネット上でも「アストン 維持できない」「維持費 ヤバい」という声が多数見られます。
では、アストンマーチンの維持費は実際どの程度かかるのでしょうか?
ここでは、代表的な費用項目とその目安を整理してみましょう。
✅【年間でかかる主なコスト例(DB11クラス)】
- 自動車税(5.2Lの場合):88,000円
- 任意保険:20代〜30代で年間25〜40万円(車両保険付き)
- 車検(正規ディーラー):20〜40万円
- オイル交換:1回あたり5〜10万円
- タイヤ交換(20インチクラス):1本5万円前後×4=20万円
- 突発的な修理費:年10万〜100万円超えもあり(エアサス、電子系統など)
これらを合計すると、年間で50万〜100万円以上がザラ。
さらに、新車保証が切れた後や並行輸入車になると、部品の取り寄せや専門整備工場の手配が必要になるため、時間と手間も非常にかかることを覚悟する必要があります。
私の知人も、中古で購入したヴァンテージのメンテナンス費用に悩まされ、「ディーラー整備に出すたびに10万、20万単位で飛んでいく」と話していました。
しかも、故障が起きたときに「すぐに直せない」「部品が来るまで数週間待ち」というケースもあり、維持できない=物理的にも精神的にもキツいという声も多く見受けられます。
もちろん、並行輸入や正規ディーラー以外の整備工場を活用することで多少コストを抑えることは可能です。ですが、アストンは国産車のように「どこでも対応できる車」ではないため、対応できる整備士や工場が限られているという事実も忘れてはいけません。
つまり、アストンマーチンは「買えるかどうか」よりも、「維持し続けられるかどうか」が最大のハードル。
購入を検討している方は、“購入費用+年間維持費×5年分”を想定して資金計画を立てるくらいが現実的です。
アストンマーチンを買って後悔する人の共通点とは?
アストンマーチンに憧れ、ついに手に入れたはずなのに、「買わなきゃよかった…」と後悔する人も実際に存在します。
なぜそんなに魅力的な車で、後悔が生まれてしまうのでしょうか?
ここでは、**アストンマーチンを買って後悔してしまった人たちの“共通点”**を紹介しながら、その背景を掘り下げていきます。それでも欲しい人へ|損を最小限に抑えるアストン購入の3つのコツ
「アストンマーチンはリセールが悪い」「維持費が高い」といった現実があっても、それでも「どうしてもアストンに乗りたい!」という方は少なくありません。
車好きにとって、アストンマーチンは“人生で一度は所有してみたい特別な存在”。
そこで今回は、損を最小限に抑えつつ、アストンマーチンに乗るための3つの現実的なコツをご紹介します。
✅ コツ①:中古で“狙い目”のモデル・年式を選ぶ
新車はどうしても初期の値落ちが激しいため、3〜5年落ちの中古車が狙い目です。
このタイミングだと、すでに大きな値下がりが起きており、リセールの底が見えているケースも多いため、購入後の損失が抑えられる可能性が高くなります。
特にヴァンテージやDB11の“後期型”は信頼性も高く、装備も充実していておすすめです。
✅ コツ②:認定中古車や実績のある専門店で買う
安さに目がくらんで保証なしの車両を選ぶと、故障リスクでかえって高くつくことがあります。
できれば正規ディーラーの認定中古車や、アストンに強い専門店から購入するのが安心です。
保証付きで整備履歴がしっかりしていれば、万が一の修理も予測しやすく、維持費の見通しも立てやすくなります。
✅ コツ③:長く乗る覚悟を持つ
リセールが悪い車は、短期で手放すと損が大きくなりやすいのが特徴です。
だからこそ、「5年以上乗るつもり」「リセールは気にしない」と割り切って、“人生の一部として楽しむ”スタンスで乗ることが、結果的に満足度も高くなります。
特別な車だからこそ、所有期間の長さが“自分だけの物語”になっていくのです。
私自身も、「どうせ乗るならリセールじゃなく、満足感を優先しよう」と決めて中古車を選んだことがあります。
そう思えたことで、維持費や不便さも含めて愛着を持って楽しめました。
つまり、アストンマーチンを“損しないで楽しむ”ためには、金額よりも戦略と心構えが大事。
「安く買う」「安心して維持する」「長く乗る」――この3つのポイントを押さえるだけで、アストンライフはぐっと身近なものになります。
✅ 共通点1:「見た目やブランドイメージだけで決めた」
アストンマーチンは“デザインで選ぶ車”とよく言われます。たしかに、その美しさやブランドの歴史には圧倒されます。
しかし、中身や使い勝手をあまり理解しないまま「かっこいいから」という理由だけで買ってしまうと、実際の乗り心地・サイズ感・視界の悪さなどが気になり、所有後の満足度が下がることがあります。
✅ 共通点2:「維持費を甘く見ていた」
これは本当に多いです。「買うお金はなんとかなる」と思っていても、維持にかかる出費が想定外だったというケース。
車検・タイヤ・オイル・故障など、すべてが高額。購入時の勢いだけで突っ走ると、あとから「これじゃ生活がもたない」と気づくことになります。
✅ 共通点3:「周囲の評価を期待しすぎた」
「アストンに乗ってると注目されるはず!」と思っていたのに、意外と誰も気にしていない現実にがっかり…というパターンもあります。
特に日本では、フェラーリやランボルギーニほど知名度が高くないため、頑張って買ったのに反応が薄いというギャップが生まれがちです。
✅ 共通点4:「短期で乗り換えるつもりだった」
リセールが悪い車にも関わらず、2〜3年で手放す前提で購入してしまうと、想像以上の損失が出て後悔するケースが多く見られます。
アストンマーチンは、長く愛してこそ価値が出るタイプの車とも言えます。
私の知人も、DB9を3年だけ乗って「高すぎる維持費と低すぎる下取り」に疲れ、結局国産車に戻した経験があります。
彼は「もう少し長く乗る気でいたら、あんなに損した気持ちにはならなかったかも」と話していました。
つまり、アストンマーチンで後悔しないためには、自分の“本音”と“覚悟”をきちんと整理してから買うことが重要です。
憧れだけで突っ走らず、現実を見つめることで、夢の車を「買ってよかった」と思える1台に変えられるはずです。
売る時に差がつく!アストンマーチンのリセールを意識した手放し方
アストンマーチンを買うなら、乗り始める前から「どう手放すか」を考えておくことがとても大切です。
リセールが弱いと言われるアストンでも、ちょっとした工夫で“数十万円単位”の差が出ることがあります。
ここでは、損失を最小限に抑えるための「手放し方のコツ」を3つの視点で解説します。
✅ ポイント①:売却時期は“車検前”“冬前”がベター
中古市場では、車検が残っている=すぐ乗れる=お得感があるとされ、買取査定が高くなりやすい傾向があります。
また、冬場は高級輸入車の需要がやや落ち込むため、秋〜初冬(9〜11月)ごろに売る方が高値がつきやすいとも言われています。
タイミングを意識するだけでも、査定額に差が出ることがあります。
✅ ポイント②:専門店・複数業者に査定依頼を出す
アストンマーチンのようなニッチな車種は、一般的な中古車店では適正な査定がされにくいことがあります。
そのため、アストンの取り扱いに慣れている専門店や、輸入車に強い業者に複数見積もりを取ることが重要。
私の知人は、最初に出した買取業者よりも専門店の方が60万円以上高く買い取ってくれたという実例もあります。
✅ ポイント③:車の状態・記録簿・整備履歴を丁寧に管理する
高級車は見た目だけでなく、「いかに丁寧に乗られていたか」も重要な評価ポイントになります。
整備記録簿、定期点検の履歴、社外パーツの使用有無など、細かな情報が買取価格を左右するケースは多々あります。
売るつもりがなくても、“いつでも売れる状態”に保つ意識を持っておくと、いざという時に有利です。
アストンマーチンは「売りづらい車」という印象を持たれがちですが、“売り方次第で差がつく車”でもあると私は感じています。
購入時だけでなく、手放す時も“戦略”を意識することで、後悔の少ないカーライフにつながります。
リセールが悪くてもアストンに乗る価値とは?“所有の満足感”と向き合う
リセールが悪い、維持費が高い、故障も不安――そんな現実があっても、アストンマーチンに惹かれる人はあとを絶ちません。
ではなぜ、人はそこまでしてアストンに乗りたくなるのでしょうか?
その答えのひとつが、**「所有すること自体の満足感」**にあります。
アストンマーチンは、スペックだけを追い求める車ではありません。
美しいデザイン、クラフトマンシップあふれる内装、そして独特のエンジンサウンド。
そのすべてが“非日常”を演出してくれる特別な存在であり、まさに「所有していることがステータス」であるような車です。
実際、私がアストンマーチンを検討していたときに試乗したヴァンテージでは、ただ街を流しているだけで、日常がちょっと映画のワンシーンのように感じられたのを覚えています。
ポルシェやフェラーリとも違う、どこか英国紳士的な余裕と気品があり、「これがアストンの世界か」と感動した記憶があります。
また、アストンに乗っているオーナーたちの多くは、他人の目よりも“自分自身の満足”を大切にしている傾向があります。
SNS映えやブランドアピールよりも、「この車が好きだから」というシンプルな理由で選んでいる人が多く、それがまたこの車の魅力を深めていると感じます。
もちろん、金銭的に見れば合理的な選択とは言えないかもしれません。
でも、車を「ただの移動手段」ではなく「人生を豊かにする相棒」と捉えるなら、アストンマーチンは間違いなくその価値がある1台です。
リセールやコストも大事。でも、それ以上に**「自分がどう感じるか」**を優先して選ぶ――それが、アストンマーチンを“後悔なく楽しむ”最大のコツだと私は思います。
まとめ:アストンマーチンのリセールは悪くても、選び方次第で“後悔しない一台”になる
アストンマーチンのリセールは、たしかに他の高級輸入車と比べても厳しい現実があります。
値崩れのスピード、維持費の高さ、故障リスク、そして市場での流通の少なさ――これらの要因が重なり、「損しやすい車」と言われているのは事実です。
しかし、だからといって「買うべきではない車」かというと、それは違います。
アストンマーチンには、他のどの車にも代えがたい魅力と満足感があるからです。
本記事では、リセールが悪いと言われる背景やモデルごとの傾向、維持費のリアルな数字まで具体的に解説しました。そして後半では、後悔を避けるための購入のコツや、売却時の注意点、そして“リセール以上の価値”を見出す乗り方についてもご紹介しました。
ポイントは、「どのモデルを選ぶか」「どこで買うか」「どれだけ乗るつもりか」、そして何より**「自分がなぜアストンに乗りたいのか」**という動機をはっきりさせること。
そこさえブレなければ、たとえリセールが悪くても「この車を選んでよかった」と思える瞬間が、きっと日常の中に訪れるはずです。
私自身、車を選ぶときにはスペックや価格以上に、「その車がある暮らしにどんなワクワクを感じられるか?」を大切にしています。アストンマーチンは、まさにその感覚を満たしてくれる数少ないブランドのひとつです。
リセールを気にするのも大切ですが、“人生に一度はアストンに乗る”という経験そのものが価値になる。
そんなふうに考えられるなら、この車は間違いなく、後悔のない一台になってくれるはずです。