アストンマーチンDBSスーパーレッジェーラは普段使いできる?実用性・小回り・リセールまで徹底解説!

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結論から言えば――**アストンマーチンDBSスーパーレッジェーラは「普段使いできるスーパーカー」**です。ただし、それは「何をもって“普段使い”とするか」によって大きく評価が分かれる、極めて“贅沢な選択”でもあります。

私はこれまでにフェラーリ、ランボルギーニ、そしてアストンマーチンを含むいくつかのスーパーカーを所有してきましたが、DBSスーパーレッジェーラほど「見た目・音・実用性・快適性」のバランスが取れた車にはなかなか出会えませんでした。
正直、最初は「この車を日常で使うなんて、無謀だろう」とすら思っていました。全長4.7mを超えるボディ、V12エンジンの爆発的なパワー、そしてタイトな日本の道路事情。
しかし、所有してから数ヶ月、**DBSスーパーレッジェーラの「意外な扱いやすさ」と「日常での高揚感」**に魅了され続けています。

とはいえ、この車を**「普段使いできる」と評価するには、いくつかの視点が必要**です。たとえば、

  • 車幅と回転半径、小回りはどうか?
  • 街中の段差や立体駐車場へのアクセスに支障はないか?
  • 燃費と維持費はどう考えるべきか?
  • 日常で使っていてリセールバリューは落ちないのか?
  • トランクやシートの使い勝手は?
  • 長距離移動や渋滞での快適性は?

このような疑問を持って「DBS スーパーレッジェーラ 普段使い」というキーワードで検索されている方は少なくないはずです。そして、その多くが“見た目に反して扱いやすい車なのか”“手が届くなら生活の中に溶け込ませられるのか”というリアルな判断基準を持っていることでしょう。

このあとの記事では、以下のような構成で実用面からのリアルな視点で徹底解説していきます。

記事全体のポイント
・DBSスーパーレッジェーラの実用性を支える5つの長所
──乗り心地・快適装備・荷室・走行モード・街乗り対応力
・普段使いで注意すべき3つの弱点
──燃費・段差・維持費(消耗品や保険)
・リセールや中古市場での価値はどうなる?
──「普段使い=価値下落」ではない理由と賢い運用方法
・実際のオーナーとしての経験談と、普段使いで得られる“所有する悦び”とは?

「DBSスーパーレッジェーラを所有して普段使いする」というのは、決してただの贅沢ではなく、“自分のライフスタイルに美学を持ち込む行為”だと私は思っています。

この記事を読んで、あなたの疑問や不安が少しでも解消され、素敵なカーライフを過ごしてもらえたらと思います。

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目次

DBSスーパーレッジェーラは普段使いに適しているのか?実用性を徹底検証

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「スーパーカーを普段使いするなんて無理でしょ?」──おそらく、ほとんどの人がそう思うはずです。実際に私も、DBSスーパーレッジェーラを購入する前はそう感じていました。
しかし、実際に日常生活で運転してみると、そのイメージが一変します。

確かにDBSスーパーレッジェーラは、V12エンジンを搭載し、700馬力超の圧倒的なパワーと存在感を持つ“正真正銘のスーパーカー”です。全長4.7m・車幅2mに近いボディサイズは、都内の狭い路地や立体駐車場では緊張を強いられる場面もあります。でもその反面、アストンマーチンならではの「上質でしなやかなGT的乗り味」と「意外な扱いやすさ」が日常の中に驚きと快適さを与えてくれるのです。

さらに、トランク容量や車内装備も想像以上に実用的で、コンビニへのちょっとした買い物から、郊外へのドライブまで難なくこなしてくれます。もちろん、燃費や維持費といった“現実的な側面”も気になりますが、それらを天秤にかけても、乗ること自体が日々の楽しみとなる──それがこの車の魔力です。

このセクションでは、DBSスーパーレッジェーラを「日常的に使う」という視点から、車体サイズの扱いやすさ、燃費、快適性、積載性まで、実際に所有している私のリアルな経験を交えて詳しくご紹介していきます。
スーパーカーでありながら、日常と非日常を自然に行き来できるこの1台の“本当の実力”を、ぜひ知っていただければと思います。

大柄ボディでも意外に扱いやすい?街中での取り回しと車幅感覚

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DBSスーパーレッジェーラのボディサイズは、全長4,715mm・全幅1,970mm。数値だけ見ると、都内の狭い道や住宅街で扱うにはハードルが高く感じられるかもしれません。実際、初めてこの車を納車されたとき、私も「この巨体で日常使いは厳しいかも…」と感じました。

しかし、実際に乗ってみるとその印象はいい意味で裏切られました。

この車はとにかく視認性が良い。着座位置がやや低めでありながらも、ボンネットの端がしっかりと見えるため、感覚的にボディの“端”を把握しやすい。しかもサイドミラーが広角かつ高精細で、車線変更も非常に安心感があります。
私が普段利用している青山・六本木エリアの混雑した道や、狭い裏通りでも、慣れてくると“意外と取り回せる”という感覚が生まれてきました。

また、パーキングアシストや360度カメラも完備されており、狭い立体駐車場への出し入れも非常にスムーズです。実際、車幅2m近いSUVを乗り継いできた私にとっては、むしろDBSの方が「運転の意思決定がしやすい」と感じることさえあります。

もちろん、回転半径は5.6m前後と小さくはないため、急なUターンや細道への進入では慎重な操作が求められます。ですが、ハンドルの舵角が思った以上に深く、小回り性能もスーパーカーとしてはかなり高い部類です。特に、ステアリングは低速でも軽く、力のない方でも簡単に切れるのが好印象。

私自身、最初の1〜2週間こそ緊張の連続でしたが、慣れれば大型セダンと変わらないレベルで扱えるようになったのは驚きでした。むしろ、この迫力あるボディでスマートに街を走るというギャップが、周囲からの視線を集め、ちょっとした優越感すら感じさせてくれます。

結論として、数字だけで「取り回しが難しい」と判断するのは早計です。
DBSスーパーレッジェーラは、視界補助や運転支援装備の充実、精密なステアリングフィールによって、見た目に反して非常に日常に溶け込みやすいスーパーカーだと言えるでしょう。

段差や立体駐車場は問題ない?車高とアプローチ角をチェック

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スーパーカーを普段使いするうえで、最も不安視されるポイントの一つが「車高の低さ」です。
DBSスーパーレッジェーラも例に漏れず、車高はわずか1,280mm程度。見た目はもちろん美しく、流線型のボディがどこから見ても芸術品なのですが──問題は日本の街中インフラとの相性です。

私の自宅は都内の住宅街にあり、細い生活道路やちょっとした縁石、コンビニ駐車場の車止めなど、“日常に潜む段差”に常に気を使う必要があります。
DBSのアプローチアングル(=前方の段差を越える角度)は比較的浅く、緩やかな傾斜でもフロントリップを擦りやすいというリスクは確かにあります。

実際、納車直後に一度だけ「地下駐車場の入り口」でフロント下を軽く擦ってしまったことがありました。これには冷や汗が出ましたね。
それ以降、私は段差がある場所では極端な角度から斜めに進入する“フェリー乗り”のような進入方法を実践しています(笑)。このちょっとした気遣いだけでも、実はかなりの確率で擦りを防げます。

また、スーパーカーにはよくある「リフティング機能(車高を一時的に上げる)」はDBSには備わっていないため、地面との対話力が問われる車とも言えます。
ただ、それを差し引いても、最低地上高100mm程度は確保されているため、極端な段差でなければ問題ありません。私自身、都心のほとんどの立体駐車場・ショッピングモール・ホテルの機械式にも対応できています。

特に、よく使う青山の商業ビルや恵比寿の立体ガレージでは、車高と全高さえ事前に調べておけば、ほぼ問題なく出入り可能です。最近では「スーパーカー対応」と謳う駐車場も増えてきており、都心であればむしろ受け入れ体制が整いつつある印象です。

結論として──
確かに段差や立体駐車場の“すべて”がDBSスーパーレッジェーラに優しいわけではありません。ですが、少し気をつけて運転すれば、普段使いに支障は出ないレベル
むしろこの“ちょっとした緊張感”こそが、日常にスパイスを加えてくれるというのも、私の個人的な楽しみ方の一つです。

「段差さえ味方にできれば、DBSは普段使いでこそ輝く」。
これは、私がこの車で日々を過ごしてきた率直な実感です。

トランク容量や収納はどれくらい?普段使いの積載性

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スーパーカーというと「荷物なんてほとんど積めない」「実用性ゼロ」というイメージをお持ちの方も多いと思います。
実際、私もこれまでフェラーリやマクラーレンを所有してきた中で、「買い物袋ひとつ入らない」「助手席が収納代わり」なんていう経験を何度もしてきました。

ですが、DBSスーパーレッジェーラはその点で明確に違います。

まず、トランク容量。
DBSのリアトランクは270リットルという数値が公式に公表されています。
この容量、どれくらいかというと──

  • スーツケース(機内持ち込みサイズ)なら2〜3個
  • ゴルフバッグ(標準サイズ)なら1本
  • 日常の買い物袋(中サイズ)なら3〜5袋

このように、高性能GTカーとしてはかなり実用的な容量を確保しているのです。

さらに、トランク開口部も比較的広く、形状もスーパーカーにありがちな“斜めの深い井戸”型ではなく、横幅がしっかりと取られたフラット構造
私の場合、週末に軽井沢まで小旅行する際でも、2人分の荷物+お土産程度なら余裕で収納できます。むしろ「え、意外と入るじゃん」と驚いたほどです。

また、車内収納もポイントです。

  • センターコンソールに深めの小物入れ
  • ドアポケットに500mlペットボトル収納可
  • シート後方にも薄型バッグ程度のスペース

これらが確保されており、「財布・スマホ・鍵・書類」などの日常アイテムを整理して持ち運ぶには十分。
個人的には、助手席に荷物を置く機会も多いですが、収納が“皆無”ではないというのは大きな利点です。

もちろん、SUVやミニバンのような積載力は望めませんし、大きな家具や自転車を積むような使い方は現実的ではありません。
でも、「通勤・買い物・1〜2泊の旅行」といった日常的な用途であれば、DBSはしっかり応えてくれる実用性を持っているというのが、私の素直な印象です。

そして何より──
この美しいボディの中に、これだけの積載性が隠れているというギャップこそが、普段使いするうえでの“満足度”をぐっと引き上げてくれます。

「スーパーカーに乗りながら、日常も妥協したくない」──
そんなわがままを叶えてくれるのが、DBSスーパーレッジェーラの魅力のひとつです。

乗り心地や静粛性は?GTとしての快適性をチェック

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DBSスーパーレッジェーラに初めて乗ると、多くの人が驚くのが**「この見た目で、こんなに快適なの?」**という点です。
実際、スーパーカー=硬い・うるさい・落ち着かない、というイメージを持っている方は少なくありませんが、DBSは“グランドツアラー(GT)”というカテゴリーに属する車。その名の通り、“長距離を快適に旅するための高性能車”として設計されているのです。

まず、乗り心地について。
これは完全に個人的な感覚になりますが、DBSのサスペンションは**“絶妙”の一言。**
私が所有する他のスーパーカー──特にミッドシップモデルでは、アスファルトの小さな段差でもゴツゴツと拾い、長距離では明確に疲労が蓄積します。
一方で、DBSは**アダプティブダンパー(可変式サスペンション)**を搭載しており、街乗りでは滑らかな動き、スポーツモードでは締まった感触へと切り替わります。

日常の中で都内の舗装道路を走るぶんには、「高級セダンと同等」と言っても過言ではない滑らかさを実現してくれます。
もちろん、高速域に入ると足元は引き締まり、しっかりと路面を捉える。
この**“快適さ”と“スポーティさ”の両立**こそ、GTカーとしてのDBSの真骨頂です。

次に静粛性について。
これはあくまで「比較的静か」というレベルですが、巡航時(80〜100km/h)の車内は意外なほど静かです。
ロードノイズや風切り音はきちんと抑えられており、音楽をかけて同乗者と普通の声量で会話できるのは、この手の車ではかなり優秀です。
※もちろん、アクセルを踏み込めば6.0L V12ツインターボの獣のようなサウンドが響きますが、日常域では驚くほどジェントル。

ちなみに私は、週末に箱根まで夫婦でドライブすることも多いのですが、片道2時間の距離でも全く疲れを感じないのがこの車のすごいところ。
妻も「助手席の乗り心地が良いし、足元が広くて圧迫感がない」とよく言います。実際、ラグジュアリーカーとしても非常に高い完成度を持っていると感じます。

結論として──
DBSスーパーレッジェーラは、ただのスーパーカーではなく、“移動そのものが上質な体験になる”クルマ
見た目の迫力とは裏腹に、乗り手と同乗者のどちらにも快適さを与えてくれる存在だと、私は強く感じています。

日常の移動すら特別に変えてしまう──それが、GTとしてのDBSの価値なのです。

消耗品・メンテナンスコストは高い?維持費の内訳と感覚

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アストンマーチンDBSスーパーレッジェーラのようなスーパーカーを普段使いするにあたって、最も現実的に気になるのが維持費と消耗品コストではないでしょうか。私自身も購入前にここを徹底的にリサーチしましたし、実際に所有してからも「やはり通常の車とは世界が違うな」と思う場面は多々あります。

まず結論から言うと──**維持費は決して安くはないが、“この車格としては妥当なライン”**というのが私の印象です。

✅ 維持費の主な内訳はこの5つ

以下が、DBSスーパーレッジェーラを所有していて実際にかかった、または見積もった代表的な維持費です(年間ベース/正規ディーラー管理)。

項目費用目安(年間)備考
法定点検・整備費約15〜25万円正規ディーラー価格/オイル・フィルター交換含む
タイヤ交換1回あたり40〜60万円ピレリP-ZERO(前後異径)約2〜3年で交換
ブレーキパッド約25〜35万円セラミックは高額だが耐久性あり
オイル交換約5〜8万円/1回年1〜2回目安
バッテリー交換約10〜15万円3〜4年に1回程度が目安

上記のように、年間100万円前後を「車両の健康管理費」として見積もっておくと安心です。これはスーパーカーとしては平均的で、フェラーリやランボルギーニと比べても高すぎる印象はありません。

✅ “予想以上にタフ”なところも

意外かもしれませんが、DBSはV12エンジンにもかかわらず、意外と耐久性に優れており、日常の街乗りにも安定感があります
私の感覚では、フェラーリのように「ちょっと乗るとトラブルが出やすい」という不安感は少なく、むしろ“丁寧に使えば長く付き合える”堅牢な印象です。

そのぶん、ディーラーでの定期点検はサボらず受けるべき。オイル管理や細かい電装チェックを怠ると、後々の修理費で跳ね返ってくるのがこのクラスの車の共通点です。

✅ 保険も“しっかり選べば”抑えられる

任意保険に関しても、車両保険込みで年間30〜50万円程度を見込むべきですが、複数台所有・セカンドカー割引・年齢条件の調整などでかなり変わってきます。

私の場合、DBSは「週末用セカンドカー」として登録しており、保険料はかなり抑えられています。普段使いであっても、年間走行距離を把握しておけば、適正なプランに調整可能です。

✅ “維持費=ストレス”ではなく、“投資”としての感覚に

正直に言えば、国産車と比較すると明らかにコストは高いです。
ただし、それに見合う満足度・走行性能・所有する喜びがあるのも事実。
「壊れるリスクがあるから乗らない」のではなく、「丁寧に乗るからこそ、長く楽しめる」──この意識が大切だと感じています。

DBSスーパーレッジェーラの維持費は、クルマに対する“覚悟”を試される指標
でもそれを上回る所有の歓びが、確かにこのクルマにはあります。

DBSスーパーレッジェーラを普段使いする際の注意点と対策

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ここまでの記事で「DBSスーパーレッジェーラが普段使いできる」というポジティブな面をたくさんお伝えしてきました。
しかし、それはあくまで“扱い方を理解している”前提での話です。

スーパーカー、ましてや700馬力を超えるモンスターマシンを日常生活に取り入れるというのは、普通車とはまったく違う視点と準備が必要です。
少しの段差、道幅、タイヤの空気圧、そして周囲からの視線――小さなストレスが蓄積すると、せっかくの愛車との関係が「楽しい」から「面倒」に変わってしまうことも。

私自身、初めてDBSを日常で乗り始めたときは、意外と細かい部分で戸惑いました。
「この駐車場はスロープがきついから避けよう」「この道は段差があるから回り道しよう」――
こうした“普段の生活圏の再点検”をするような感覚に近かったです。

でも逆にいえば、ポイントさえ押さえておけば、DBSは本当に快適で魅力的な日常の相棒になってくれます。

このセクションでは、そんな「普段使いをする上で注意したいこと」と、そのための現実的な対策・工夫について、私の経験を交えながらお伝えしていきます。

段差や傾斜に注意!車高の低さへの対策

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DBSスーパーレッジェーラの最大の美点のひとつが、その低く構えた美しいフォルム
地を這うようなシルエットと低重心の設計は、見る者を圧倒する存在感を放ちます。ですが──この“美しさ”は、日常において時として“使いにくさ”にも直結します。

そう、車高の低さです。

カタログスペック上の地上最低高は約100mmほど。これがどれくらいの感覚かというと、都内の一般的なコンビニ駐車場にある車止めや、住宅街のちょっとした段差でさえ、「あっ、擦るかも」と緊張するレベル。
私自身、納車初日でさっそく、商業施設の出入口の傾斜でフロントリップをガリッといってしまいました(あの音、忘れられません…)。

では、どう対策すべきか。

✅ 対策① スロープ角度の把握と“斜め進入”の基本

最も重要なのは、「入り方」です。段差や傾斜に対して正面から突っ込まないこと
斜めに侵入して前輪と後輪の通過タイミングをずらすことで、下回りの接触を防ぎやすくなります。
これは低車高車に乗る人の“常識”ともいえる技術で、慣れれば体が自然と反応するようになります。

✅ 対策② よく行く駐車場や経路は事前確認

普段の行動圏の中で、段差のきつい駐車場やスロープの急な施設は避けるという判断も大切です。
私の場合は、納車後の1週間で「行きつけ店舗の駐車場マップ」を作りました(笑)。地上型よりも地下駐車場の方が注意が必要なことが多い印象です。

✅ 対策③ リフティング機能の活用(装着車)

モデルやオプションによっては、**フロントリフト(リフティング機能)**が搭載されている場合もあります。
スイッチ一つで車高を数センチ上げられるので、段差を乗り越える瞬間だけこの機能を使えば、かなり安心感が違います。

✅ 対策④ フロントスポイラーのプロテクター装着

私自身が後から取り入れたのが、クリアなフロントリッププロテクター。これがあるだけで、万が一擦ってもリペア費用を抑えられるので精神的にも楽になります。
透明なタイプなら見た目も崩れず、保護としてかなりおすすめです。

低車高車を普段使いするということは、ちょっとした工夫と観察力が求められます。
でも、それは“気をつける”というよりも、「この車と日常生活をどう共存させるか?」という、クルマとの対話を楽しむような感覚だと思っています。

DBSスーパーレッジェーラは繊細でありながらも頼れる存在。
段差ひとつにさえ気を配れる人間になることこそ、この車を日常に迎え入れる“資格”のような気がしています。

燃費や維持費は高い?コスト感と上手な付き合い方

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まず結論から言います。
DBSスーパーレッジェーラの燃費と維持費は、確かに高い。
ただし、それを“ネガティブ”に捉えるか、“所有する喜びの一部”と捉えるかで、日常での満足度は大きく変わります。

DBSスーパーレッジェーラの公式燃費は、おおよそ6.8km/L(WLTCモード)
しかし、実際の街乗りでは4〜5km/L程度が現実的です。
私が都内で短距離の移動を繰り返していたときは、表示燃費が「4.2km/L」となったこともありました。
一方で、首都高や高速道路を巡航速度で走らせると、7〜8km/L近くまで伸びることも。
この車にとって燃費は“気にするもの”ではなく、“理解してあげるもの”という感覚です。

✅ ガソリン代:月5万〜10万円は覚悟しておくべき

燃料はハイオク指定、そしてタンク容量は78L。
1回の満タン給油でおよそ15,000円ほど掛かります。
私の生活ペースでは、月3〜4回の給油で、燃料代は月平均6万円程度
もちろん使用頻度や走行距離にもよりますが、「通勤+週末のドライブ」スタイルでも結構かかるという印象です。

✅ 維持費:年間100〜200万円は“想定内”に

点検費用やオイル交換も高額です。
ディーラーでの年次点検は約15〜20万円前後
オイル交換だけで5〜6万円、タイヤは前後で軽く60万円超することも。
私は過去にブレーキローター交換で80万円ほど掛かった経験もありました。

これを高いと感じるか、ステータスや品質維持の“対価”と受け止めるかが、DBSとの付き合い方の分かれ目です。

✅ 節約ではなく“メリハリ”が鍵

重要なのは、「毎日乗る=無理に節約しようとしないこと」です。
私は通勤や買い物には別のコンパクトカーを併用しています。
そしてDBSは“乗ると決めた日”に思いっきり楽しむ──これが一番ストレスの少ない付き合い方です。

逆に、週1〜2回の運転でも「走らせる理由」ができるのがこの車の魅力
目的地がなくても「走ること自体」が特別で、贅沢です。

「燃費が悪いから、やめとけ」という声はよく聞きます。
でも、私は思うのです。“燃費の良さ”を求めるなら、DBSじゃなくてもいい。
この車は“効率”で選ぶものではなく、“感情”で所有するものだと。

あなたがもし、このクラスのスーパーカーを本気で普段使いしようとしているなら、コストを受け入れる覚悟と、それを楽しめる心構えがあれば、それはもう十分にオーナーになる資格があると、私は思います。

日常の狭い道も走れる?回転半径と取り回しのリアル

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「スーパーカー=取り回しが最悪」
これは確かに多くの人が抱くイメージでしょう。特に都心部や住宅街では、狭い道での切り返しやコンビニ駐車場での小回りなど、日常の“ちょっとした操作”が地味に大きなストレスになります。

では、アストンマーチンDBSスーパーレッジェーラは実際どうか?

結論から言えば──決して“扱いやすい”とは言えませんが、慣れれば十分にこなせます。

✅ 回転半径は6.0m前後。意外と“悪くない”数値

DBSスーパーレッジェーラの最小回転半径は約6.0m。
これは**ランボルギーニ・ウラカン(6.1m)やフェラーリ・ローマ(5.7m)**といったライバルと比べても、そこまで大きな差はありません。

参考までに、一般的な国産コンパクトカー(例:ヤリス)の回転半径が5.1m前後ですから、確かに取り回しは劣ります。
しかし、実際に乗ってみると長さ(4712mm)と幅(1968mm)の感覚に慣れれば、意外とスムーズに対応できるという印象を受けました。

✅ 駐車場は“広め確保”が鉄則

特に気をつけたいのが立体駐車場や機械式のパーキング。
DBSの全幅は2m近くあるため、標準的な幅2.5mの枠でも左右ギリギリになることがしばしば。
私は出し入れがしやすい“角スペース”や、店舗裏手の“平置きの空いてる時間帯”を狙って利用しています。

また、自宅に駐車スペースがある方でもドアの開閉幅(特に長いドア)を考慮してゆとりを持たせることが大切です。

✅ 日常使いでは“ルートを選ぶ”という発想

私がやっているのは「この道は避けよう」という判断を“地図に覚えさせる”こと。
Google Mapsの「お気に入りルート機能」や「ナビ履歴」を活用し、回転しにくい交差点や急な坂道、狭いT字路を避ける道順を組んでいます。

スーパーカーに乗るというのは、「気をつけながらも、工夫して使いこなす」という考え方が重要なんです。

✅ パーキングアシスト&カメラ性能が超優秀

私が感動したのが、360度カメラとパーキングセンサーの精度の高さ
サイドビュー・トップビューなど、カメラだけでほぼ死角ゼロの可視性があり、むしろ普通車より駐車が簡単に感じることさえあります。

この機能を信用しすぎず、でも“目視+カメラ”の併用で、狭い場所でもスマートにこなせるようになりました。

「少し大きいけれど、自分の動きを最適化することで快適にできる」──このバランス感覚を掴むことができれば、取り回しの悩みも大きな問題ではなくなります。

走る喜びは格別!普段の移動も非日常に変える力

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アストンマーチンDBSスーパーレッジェーラの真の魅力は、スペック表やデザインでは語りきれない──**“走らせたときにだけ感じる感覚”**にあります。
これは決して誇張ではなく、私が数多くのスーパーカーを乗り継いできた中でも、DBSは「日常の中で最も非日常を味わわせてくれる一台」でした。

エンジンをかけた瞬間のV12の咆哮、アイドリング中の微かな振動、そしてアクセルを踏み込んだときのリニアで厚みのある加速感──。
すべてが、五感を刺激する「演出」として完成されているんです。

特に印象深いのは、街中で30km/hで流しているだけでも“高揚感”があること
普通の車であれば退屈に感じるような近所のスーパーまでの買い物ですら、DBSに乗ると一気に“映画のワンシーン”のような気分になるんです。

これは、おそらく**「クルマそのものが持つ格」**の力でしょう。
エンジンや足まわりの完成度の高さに加えて、内装のラグジュアリー感、視界に映る長いボンネットやサイドミラーの角度、ひとつひとつが“特別”に感じられます。

また、ステアリングの重さと正確性のバランスも絶妙
街乗りでも「動かしている感」が常にあるため、“操っている”という感覚がより強く、ただ走っているだけでも自分がドラマの主役になったような錯覚を覚えます。

これは、フェラーリやランボルギーニのような“常に攻めてくる刺激”とはまた違う、アストンマーチンならではの**“上質で静かな熱狂”**だと思います。

私自身、朝ちょっと早起きして海沿いを30分だけドライブしてから出勤することがあります。
目的なんて特にありません。
ただ「DBSを走らせたいから」それだけで行動する価値があるんです。

そしてその30分が、信じられないくらい一日をポジティブにしてくれる。
そんな感覚をくれるクルマに、これまでどれほど出会えたでしょうか?

この車にとって“普段使い”とは、燃費や取り回しの話だけではありません。
何気ない日常を、豊かな時間に変えてくれるかどうか
その視点で見たとき、DBSスーパーレッジェーラは間違いなく“毎日乗る価値がある車”だと私は断言できます。

リセールは落ちる?普段使いがもたらす価値の変化

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DBSスーパーレッジェーラのようなハイエンドモデルにおいて、「リセールバリュー(再販価格)」は多くのオーナーが気にするポイントです。
特に普段使いするとなると、走行距離・内外装の消耗・整備履歴などが査定にどう影響するのか、不安に思う方も多いはず。

結論から言うと──**“乗り方次第で大きく差がつく”**というのが、私自身が実体験から感じたことです。

✅ リセールに響く最大のポイントは「距離」ではない

よく「走行距離が伸びると売却価格が大きく下がる」と言われます。
もちろん、1万km未満の“新古車に近い個体”の方が市場では評価されやすいですが、走行距離よりも「整備履歴とコンディション」が重要というのが近年の傾向です。

私のDBSも普段使いで年に約7,000km走りますが、正規ディーラーで定期点検・オイル管理を徹底していたことが評価され、想像よりも高額で買い取ってもらえました。

✅ 汚れや内装ダメージは普段使いで注意すべき点

普段使いでリセールに最も影響を与えるのは、「見た目の劣化」です。
具体的には以下のようなポイントに注意すると良いでしょう:

  • シートのスレやシワ(特にレザー内装)
  • ドア内張りのキズ
  • センターコンソールの擦れ
  • フロントリップやホイールの擦り傷

私はこれを避けるために、内装用のシートカバーやマットを最初から装着し、駐車時も必ずカーカバーをかけるようにしています。
これだけでもリセール時の査定額に10〜20万円の差が出るケースもあります。

✅ 人気色・限定モデルは“普段使いしても価値が残る”

DBSの中でも特に人気なのはボンドシルバー系やオニキスブラック、Q by Aston Martinによるカスタムカラー
こういった仕様は中古市場でも需要が高く、走行距離が多くてもリセールが落ちにくい傾向にあります。

実際に私が一度乗り換えたDB11 AMRも、限定カラー仕様だったために1万km以上走っていても高く売れました。

✅ “リセール前提”より“人生の楽しさ”を優先したい

最後に私の考えを正直に言えば、
「普段使いして価値が下がるからもったいない」と思って一度も乗らずに売る方がよっぽど損している──そう感じています。

この車は、ガレージに飾って眺めるよりも、走らせてこそ価値を発揮する一台。
そしてその“乗った思い出”は、査定額以上に自分にとって価値あるものになるはずです。

まとめ|アストンマーチンDBSスーパーレッジェーラは“使うほど愛着が深まる相棒”

アストンマーチンDBSスーパーレッジェーラを**「普段使いできるか?」という問いに対して、私の答えは明確です──「YES」です。**

もちろん、燃費や維持費、サイズ感などの“スーパーカーならではの注意点”は存在します。
けれども、それを補って余りある実用性と満足感が、DBSスーパーレッジェーラには詰まっているのです。

まず、乗り心地はラグジュアリークーペとしてトップクラス
長距離でも疲れにくく、日常の移動をストレスなくこなせます。トランク容量もスーパーカーとしては十分で、買い物やちょっとした旅行にも対応できる実用性を持っています。

小回りについても、最小回転半径は5.9m前後。
狭い住宅街や立体駐車場では多少気を使いますが、慣れてしまえば特に大きな問題にはなりません。日常使いの延長で、普段から車の感覚を掴んでおくことで、むしろ“自分に馴染むスーパーカー”になっていきます。

維持費や燃費については確かに高額ですが、それも“楽しみの対価”。
V12ツインターボのサウンドと加速を日々の生活の中で味わえる──これ以上に贅沢な通勤手段があるでしょうか?

そして、気になるリセールバリューに関しても、丁寧に扱い、正規ディーラーでの整備履歴をきちんと残していれば大きく価値が落ちることはありません。
人気のボディカラーや限定仕様であれば、走行距離が多くても十分な再販価値を保てることも実体験から分かっています。

何より重要なのは、「普段使いしてしまうともったいない」という固定観念に縛られず、“今を楽しむ”という覚悟を持つこと。
スーパーカーは所有しているだけで満足する車ではなく、**“走らせてこそ、その価値が真に味わえる”**のです。

私も最初は「高級すぎて日常には向かないのでは?」と悩みました。
けれど、朝焼けの海岸沿いを軽く流しただけで心が晴れたり、雨上がりの街並みに映るボディを見て感動したり──日常の中に非日常を取り込むことができるこのクルマの魔法に、今ではすっかり魅了されています。

もしあなたが、「DBSスーパーレッジェーラを普段使いしても大丈夫だろうか?」と迷っているなら──一歩踏み出してみてください。
このクルマは、乗ることで“特別な日常”を作り出してくれる、最高の相棒になるはずです。

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