BMWの中古はやめとけと言われる理由とは?購入前に知っておくべきリスクと落とし穴

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BMWの中古車はやめたほうがいい」「故障が多くて維持費が高い」「買ったら後悔する」——こういった話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?実際にネット上でも「BMWの中古はやめとけ」といったネガティブな意見が目立ちます。では、それは本当に事実なのでしょうか?

結論から言うと、BMWの中古車は慎重に選ばなければ本当に後悔する可能性があります。 私自身、過去にBMWの中古車を購入した経験がありますが、正直言って「もう二度と買わない」と思うほどのトラブルに見舞われました。購入後すぐに電気系トラブルが発生し、修理しても次から次へと不具合が出る。気がつけば修理費が数十万円に膨れ上がり、「最初から新車を買ったほうがよかったのでは?」と後悔する羽目になりました。

特にBMWの中古車を購入しようと考えている方は、「なぜBMWの中古車はやめたほうがいいと言われるのか?」という理由をしっかり理解することが大切です。BMWのような輸入車は維持費や修理費が高額になりやすく、特に年式の古いものや走行距離が多い個体を安く手に入れようとすると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性が高いのです。

とはいえ、全てのBMWの中古車が悪いというわけではありません。適切な選び方をすれば、BMWの走りの良さや高級感をリーズナブルに楽しめる可能性もあります。 そのため、この記事では「BMWの中古車がやめとけと言われる具体的な理由」と「購入前にチェックすべきポイント」について詳しく解説していきます。

この記事でわかること
✅ BMWの中古車がやめとけと言われる主な理由(故障・維持費・修理の実態)
✅ 実際にBMWの中古車を購入して後悔した体験談
✅ 購入する場合に気をつけるべきポイントと回避策
✅ 故障しにくいBMWの中古車の選び方

BMWの中古車を購入しようか迷っている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。あなたが後悔しないために、私の経験をもとにBMW中古車のリアルな実態をお伝えします!

目次

BMWの中古はやめとけ?そう言われる5つの理由

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BMWは世界的に人気のある高級車ブランドであり、「走る喜び」を追求したダイナミックな走行性能が魅力です。しかし、中古市場では「BMWの中古はやめとけ」と言われることが多く、購入を迷っている方も多いのではないでしょうか?

実際、BMWの中古車を安く手に入れたものの、故障の連続や高額な修理費で後悔したという声は少なくありません。 私自身、過去にBMWの中古車を購入した経験がありますが、納車後まもなくエンジントラブルが発生し、修理費が予想以上に高額になったことから、「もう二度とBMWの中古車は買わない」と決意したほどです。

では、なぜBMWの中古車は「やめとけ」と言われるのでしょうか?その背景には、故障の多さ・維持費の高さ・電子制御の不具合・過走行車のリスク・安価な中古車の落とし穴といった、いくつかの理由があります。

もちろん、中古BMWにも魅力はあります。新車では手が届かないモデルも、中古なら比較的リーズナブルな価格で購入できるため、「高級車を手軽に楽しめる」と考えてしまいがちです。 しかし、その安さの裏には「維持費がかさむ」「修理費が想像以上に高い」などのリスクが潜んでおり、適切な知識がないまま購入すると、大きな後悔につながる可能性が高いのです。

この記事では、BMWの中古車が「やめとけ」と言われる理由について、実際のデータや経験談を交えながら詳しく解説していきます。

故障が多く修理費が高額!中古BMWの維持は覚悟が必要

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BMWは「駆け抜ける歓び」を提供する高級車ブランドであり、その走行性能や洗練されたデザインに憧れる人も多いでしょう。しかし、中古のBMWを購入する場合、故障の多さと修理費の高さに直面する覚悟が必要です。 私自身、BMWの中古車を購入した際に、この点で大きな後悔をしました。

故障が発生しやすい主要パーツ

BMWの中古車で特に故障しやすいとされるのは、以下の部品です。

エンジンオイル漏れ(特にE90・F10世代)
電気系統のトラブル(センサー・ナビ・ウインカーの誤作動)
冷却系統の故障(ウォーターポンプ・ラジエーター)
足回りの異音やサスペンションの劣化

私は過去にF10型のBMW 5シリーズ(523i)を中古で購入しましたが、わずか2ヶ月でオイル漏れ・エンジンチェックランプ点灯・足回りの異音が発生しました。ディーラーに修理見積もりを依頼したところ、オイル漏れ修理に15万円・冷却系統修理に20万円・サスペンションの交換に10万円と、合計で50万円近い出費が発生しました。

修理費用が高額になる理由

BMWの修理費用が高額になる理由は、主に以下の3つです。

  1. 部品代が高い → 純正部品の価格が国産車の1.5~3倍になるケースが多い
  2. 整備工場が限られる → BMW専門の整備工場でしか対応できないトラブルが多い
  3. 電子制御システムの診断が必要 → 修理のたびに専用のコンピューター診断が必要

BMWのような輸入車は、国産車のように町の整備工場で簡単に修理できるものではなく、正規ディーラーやBMW専門店に持ち込む必要があるため、修理費用が高くなる傾向があります。

私の周りのBMWオーナーの実体験

私の友人もE92型のBMW 3シリーズを中古で購入しましたが、1年以内にエンジン警告灯が頻繁に点灯し、最終的にオルタネーター(発電機)の故障で30万円の修理費がかかったそうです。その友人は「もうBMWの中古はこりごり」と言っていました。

もちろん、BMWの新車であれば保証があるため、このような出費のリスクは少なくなりますが、中古車は経年劣化した部品を抱えているため、故障と修理の連続になる可能性が高いです。

維持費が国産車の比ではない?オイル交換から車検までコストが高すぎる

BMWの中古車を購入するときに忘れてはいけないのが、維持費の高さです。多くの人が「BMWの中古が安く手に入る」と思って購入しますが、その後の維持費を計算に入れていないため、結果的に「こんなにお金がかかるなら買わなければよかった」と後悔することが多いです。

BMWの維持費の一例

✅ エンジンオイル交換 → 2万~4万円(国産車の約2倍)
✅ タイヤ交換(ランフラットタイヤ) → 20万円~(4本セット)
✅ ブレーキパッド交換 → 8万~15万円(前後セット)
✅ 車検費用 → 15万~30万円(交換部品が発生するとさらに高額)

私はBMWを所有していた頃、オイル交換だけで3万円かかることに驚きました。国産車なら1万円程度で済むオイル交換が、BMWでは高性能オイルと専用フィルターが必要なため、維持費が跳ね上がるのです。

特に、BMWの純正パーツは高額であり、並行輸入パーツを使うと故障のリスクが上がるため、基本的には純正部品を使うしかありません。

国産車と比較した維持費の差

例えば、同じ排気量の国産セダン(トヨタ クラウン)とBMW 5シリーズの維持費を比較すると、以下のような差が生じます。

項目BMW 5シリーズ (F10)トヨタ クラウン (S210)
オイル交換(年間2回)約6万円約2万円
タイヤ交換(4本)約20万円約8万円
ブレーキパッド交換約12万円約5万円
車検費用約25万円約12万円
年間維持費合計約63万円約27万円

このように、BMWの維持費は国産車の約2~3倍になることが多く、「中古で安く買えたとしても維持費で損をする」というケースが非常に多いです。

10万km超えは要注意!過走行BMWのリスクと高額修理の実態

BMWの中古市場には、走行距離10万kmを超えた車両が多く流通しています。しかし、欧州車は10万kmを超えると急激に故障のリスクが高くなると言われており、購入する際には慎重な判断が必要です。

走行距離が多いBMWで発生しやすいトラブル

エンジン内部のカーボン蓄積による不調
AT(オートマチックトランスミッション)のギア滑りや異音
エアコンのコンプレッサー故障(交換費用:20万円以上)
ディーゼル車のDPF(ディーゼル微粒子フィルター)の詰まり

特に、BMWのディーゼルモデル(320dなど)は、DPFが詰まると修理費が30万円以上かかることがあるため、過走行のディーゼル車には手を出さないほうが無難です。

また、BMWは「メンテナンス履歴がしっかりしていれば長持ちする」と言われますが、中古市場では前オーナーの整備状況が不透明な車両が多いため、実際のコンディションは購入してみないとわからないというリスクもあります。

電子制御システムの不具合が多発!修理できる店が限られる問題も

BMWの中古車を検討する際に、特に注意すべきポイントの一つが電子制御システムのトラブルです。BMWは「駆け抜ける歓び」というキャッチフレーズを掲げ、ドライビングパフォーマンスを追求する一方で、先進的な電子制御技術を積極的に採用しているため、故障が発生しやすい傾向があります。

私自身、過去にBMWの5シリーズを所有していた際、突然ナビがフリーズし、その後エンジン警告灯が点灯するという問題に悩まされたことがありました。ディーラーに診断してもらうと、**「iDriveシステムの誤作動」と「センサー異常」の修理費で20万円以上かかる」**と言われ、ショックを受けたのを覚えています。

では、なぜBMWの電子制御系トラブルは頻発するのでしょうか?

BMWの電子制御系で多発する不具合とは?

BMWの中古車でよく見られる電子制御系のトラブルには、以下のようなものがあります。

iDrive(インフォテインメントシステム)のフリーズ・誤作動
エンジンチェックランプの頻繁な点灯(原因不明)
ドアロックやウインドウの誤作動
トラクションコントロールやABSの警告灯が点灯し続ける
スマートキーが反応しなくなる

特に、BMWのiDriveシステム(ナビ・オーディオ・車両情報を統合管理するシステム)は、フリーズや誤作動を起こしやすく、最悪の場合は交換が必要になることがあります。iDriveの修理費は高額で、新品交換の場合は30万円以上かかることも珍しくありません。

また、BMWはセンサーを多用しているため、一つのセンサーが故障すると関連する他の部品まで誤作動を起こすことがあるのも厄介なポイントです。たとえば、エンジンチェックランプが点灯した場合、原因が特定できず、結局何カ所も部品を交換しなければならないケースもあります。

修理できる工場が限られる問題も

BMWの電子制御システムが故障した場合、一般の整備工場では対応できないことが多いという問題があります。

なぜ一般の整備工場では修理できないのか?

  1. BMW専用の診断機(コンピューター)が必要
    BMWの車両はOBD(車両診断システム)を搭載していますが、診断には専用の診断機(ISTA/GT1など)が必要になります。これは一般の整備工場にはほとんど導入されておらず、正規ディーラーやBMW専門の修理工場でしか診断できません。
  2. 電子制御部品のプログラミングが必要
    BMWのECU(電子制御ユニット)は、単なる部品交換だけでは修理が完了せず、プログラムの書き換え(コーディング)が必要になることが多いです。この作業も一般の整備工場では対応できず、BMW専用のシステムを持つ工場でしか修理できません。
  3. 部品代+プログラム費用がかかる
    BMWの電子制御部品は高額で、さらにコーディング費用も加算されるため、最終的な修理費が国産車と比べて大幅に高くなります。例えば、ABSユニットの交換+プログラム費用で30万円以上かかったというケースもあります。

このように、BMWの電子制御システムは故障しやすい上に、修理が難しく、費用も高額になるため、中古BMWを購入する際には十分な注意が必要です。

BMWの電子制御トラブルはどの世代のモデルで多いのか?

BMWの電子トラブルは、特に以下のモデルで報告が多いです。

🚨 F10型 5シリーズ(2010~2016年)

  • iDriveのフリーズ、ナビの誤作動
  • ABS警告灯点灯、センサー異常

🚨 E90型 3シリーズ(2005~2012年)

  • エンジン警告灯の点灯(原因不明)
  • ウインドウモーターの故障

🚨 F30型 3シリーズ(2012~2019年)

  • iDriveのリセット不具合
  • スマートキーの誤作動

特に**F10型(5シリーズ)やE90型(3シリーズ)**は、電子制御トラブルが多いことで知られており、中古で購入する際は慎重にコンディションを確認する必要があります。

安すぎる中古BMWには落とし穴が?価格の安さには理由がある

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BMWの中古市場を見ていると、**「え?こんなに安く買えるの?」**と思うような車両を見かけることがあるでしょう。例えば、新車価格500万円以上のBMW 3シリーズが、5年落ちで100万円以下になっていたり、7シリーズなどの高級モデルが驚くほど安い価格で売られていることもあります。

しかし、その安さには理由があるのです。私の経験上、安すぎる中古BMWを購入すると、後々高額な修理費に苦しむケースが多いです。では、なぜBMWの中古車は安くなるのか、その理由を詳しく解説します。

1. 維持費が高すぎて手放される人が多い

BMWは新車で購入すると3~5年の間はメーカー保証が付いているため、大きなトラブルが発生してもディーラーで無料修理が受けられます。しかし、保証が切れた後は維持費の負担が一気に増え、多くのオーナーが手放すのです。

特に5年を超えたBMWは、以下のような修理費がかかる可能性が高くなります。

オイル漏れ修理 → 10~20万円
AT(オートマチック)修理 → 30~50万円
ウォーターポンプ交換 → 10~15万円
サスペンション交換 → 20~30万円

つまり、**「安く買えたとしても、維持費で大損する」**というパターンが非常に多いのです。

私の友人も、「安いから」と思って走行距離8万kmのBMW 320i(F30型)を購入しました。しかし、購入後すぐにAT(オートマチック)の滑りが発生し、修理費が40万円以上かかることに。結局、修理せずに乗り続けたものの、加速時のショックがひどくなり、1年で手放してしまいました。

このように、BMWの中古は安く見えても、修理費が高すぎて結局割高になるケースが多いのです。

2. 事故車・修復歴ありの車両が多く流通している

BMWの中古市場では、特に「激安価格」の車両に注意が必要です。相場より明らかに安いBMWは、事故車や修復歴車である可能性が高いからです。

なぜ事故車が安く売られているのか?

  • BMWはフレーム構造が特殊で、一度事故で大きなダメージを受けると完全に元通りに修復できないケースが多い。
  • 修理費が高額すぎて、保険会社が修理を諦め、車両を売却するケースがある
  • 事故歴があるBMWは再販価値が大幅に下がるため、中古市場では激安で売られる。

もし価格が安すぎるBMWを見つけた場合、**「なぜこんなに安いのか?」**という視点を持つことが重要です。

車両履歴を確認する(修復歴があるかどうか)
第三者機関のチェック(カーセンサーの認定車両など)を受ける
安すぎるBMWには「裏」があると考える

このように、BMWの中古車は「安いから」という理由で飛びつくと、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。

3. 過走行車が値崩れしやすい

BMWは10万kmを超えると一気に中古価格が下がる傾向があります。これは、日本では「10万km=車の寿命」という考えが根強いためです。

しかし、欧州車の場合、10万kmを超えたあたりから「大きな故障リスク」が高まることも事実です。特にBMWは、高速走行向けに作られているため、エンジンやトランスミッションは頑丈ですが、以下の部品は10万km前後で交換時期を迎えます。

タイミングチェーンの伸び → 修理費30万円以上
ターボチャージャーの故障 → 修理費50万円以上(ディーゼルモデル)
オートマミッションの摩耗 → 修理費40万円以上

もし、過走行のBMWを安く購入した場合、すぐにこれらの修理費が発生するリスクがあるため、「安く買ったのに結局高くつく」という状況になりがちです。

また、BMWは国産車と違って「メンテナンス歴の差が大きい」ため、しっかりメンテナンスされている車両と、手抜きされている車両では寿命がまったく違うという点も注意が必要です。

4. 個人売買や並行輸入車に要注意

最近では、個人売買や並行輸入車として激安で販売されているBMWも増えています。しかし、個人売買で購入したBMWは、トラブル時の保証がないためリスクが大きいです。

例えば、個人売買で購入したBMWが、半年後にエンジン不調を起こしても、修理費はすべて自己負担になります。ディーラー保証のある認定中古車とは違い、トラブルが発生した場合のリスクが大きいのです。

また、並行輸入車の場合、日本仕様ではないため、部品の入手や修理が難しいことが多く、ディーラーでは修理を断られるケースもあります。

個人売買は保証がないため、初心者は避けるべき
並行輸入車は、修理・部品の問題があるため慎重に

このように、「安すぎるBMW」は一見お得に見えても、実際には様々な落とし穴があるのです。

BMWの中古車を買うなら後悔しないために確認すべき5つのポイント

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「BMWの中古車はやめとけ」と言われる理由について詳しく解説してきましたが、それでもBMWの魅力に惹かれ、中古車を購入したいと考えている方もいるでしょう。確かに、中古BMWは新車では手が届かないような高級モデルを手に入れるチャンスでもあります。しかし、BMWの中古車を購入する際には、事前にしっかりと確認しなければならないポイントが数多くあるのも事実です。

私自身、BMWの中古車を購入して後悔した経験がありますが、その経験を踏まえて「事前にこのポイントを押さえておけばよかった」と思う点がいくつもありました。また、私の友人や車好きの知人たちの経験を聞いても、しっかりと事前チェックを行い、適切な車両を選んだ人は満足度が高い傾向があると感じます。

そこで、この章では、**「BMWの中古車を購入する際に必ず確認しておくべき5つのポイント」**を紹介します。特に、認定中古車と一般中古車の違い、メンテナンス履歴の重要性、試乗時のチェックポイント、故障しやすい部品の確認、維持費のシミュレーションなど、BMWの中古車を選ぶ上でのリスクを減らし、後悔しないための方法を詳しく解説していきます。

BMWの中古車を購入しようと考えている方は、ぜひ最後まで読んで、「賢いBMW中古車選び」を実践してみてください。

それでは、BMWの中古車を買う際の重要なチェックポイントを1つずつ解説していきます。

認定中古車 or 一般中古車?購入ルートでリスクが大きく変わる

BMWの中古車を購入する際に最初に考えるべきなのが、「どこで買うか?」という点です。中古車は「どの車を買うか」だけでなく、「どこで買うか」も非常に重要なポイントであり、購入ルートによってその後のリスクや満足度が大きく変わります。

特にBMWのような輸入車の場合、**「認定中古車」「一般中古車」**の違いをしっかり理解しておくことが大切です。それぞれにメリット・デメリットがあり、適切な選択をしないと後々後悔することになりかねません。

私自身、BMWの一般中古車を購入した経験がありますが、結果的に修理費が予想以上にかさみ、認定中古車を選んでおけばよかったと後悔したことがあります。そこで、今回はBMWの中古車購入ルートによるリスクの違いを詳しく解説していきます。

1. 認定中古車とは?安心できる理由

BMWの「認定中古車(BMW Approved Car)」とは、BMWの正規ディーラーが販売する、厳格なチェックをクリアした中古車のことです。

✅ 認定中古車の主なメリット

品質チェック済み:BMW独自のチェックリスト(100項目以上)をクリアした車両のみ販売
保証付き:最長2年間のメーカー保証がついている
点検整備済み:正規ディーラーでの点検・整備が実施されている
BMWロードサービスが付帯:購入後のトラブルにも対応
修復歴なし:修復歴のある車両は認定中古車にならない

このように、認定中古車はディーラーが品質を保証してくれるため、安心して購入できるのが最大の魅力です。特に、BMWのような輸入車は部品代や修理費が高額になるため、保証があることが非常に大きなメリットになります。

私の知人で、認定中古車のBMW 3シリーズ(F30型)を購入した人がいますが、納車後にセンサーの故障が発生したものの、ディーラーの保証で無償修理してもらえたそうです。一般中古車だった場合、修理費は10万円以上かかっていた可能性があり、認定中古車の価値がよくわかる事例です。

2. 一般中古車とは?リスクが高い理由

一方、**「一般中古車」**とは、ディーラー以外の中古車販売店や個人売買で購入するBMWのことを指します。

✅ 一般中古車のメリット

価格が安い:認定中古車よりも安く購入できるケースが多い
選択肢が多い:走行距離や年式など、幅広いラインナップから選べる
カスタマイズ車両も購入できる:社外パーツを装着したBMWも見つかる

❌ 一般中古車のデメリット(リスク)

🚨 保証がないor短い:購入後に故障しても自己負担になることが多い
🚨 整備履歴が不明な車両が多い:前オーナーがどのように管理していたかわからない
🚨 修復歴のある車両が混ざっている:事故歴のある車両を見抜くのが難しい
🚨 購入後のトラブルが多発しやすい:故障や修理費のリスクが高い

私自身、一般中古車としてBMWの5シリーズ(F10型)を購入しましたが、購入から半年以内にエンジンオイル漏れ・サスペンションの異音・エンジンチェックランプ点灯のトラブルが発生しました。購入時には何も問題がないと思っていましたが、整備履歴が不明だったため、実際にはメンテナンス不足の車両だったようです。

結果として、修理費だけで総額50万円以上かかり、「最初から認定中古車を買っておけばよかった…」と後悔しました。

3. 認定中古車と一般中古車の比較表

項目認定中古車一般中古車
価格高め(保証・整備込み)安い(保証なしが多い)
保証最長2年保証ありなしor短期間のみ
品質ディーラー整備済み整備履歴が不明な車両も多い
修復歴なしありの可能性もある
故障リスク低め高め
おすすめ対象安心してBMWに乗りたい人とにかく安くBMWに乗りたい人

このように、認定中古車と一般中古車では、リスクとメリットが大きく異なります。特に、長くBMWに乗りたい人や、維持費の負担を減らしたい人は、認定中古車の方が圧倒的におすすめです。

4. どちらを選ぶべきか?購入ルートの決め方

では、「認定中古車」と「一般中古車」、どちらを選ぶべきなのでしょうか?

保証や品質を重視するなら → 認定中古車
価格を重視するなら → 一般中古車(ただし慎重に選ぶ)

特に、BMWの中古車を初めて購入する場合は、多少高くても認定中古車を選んだほうが安心です。

一般中古車を選ぶ場合でも、以下のようなポイントをチェックすることで、リスクを減らせます。

メンテナンス履歴がしっかり記録されているか?
修復歴がないかを確認(第三者機関のチェックを受ける)
購入前に試乗し、不具合がないかを確認

メンテナンス履歴を必ずチェック!整備状況が明暗を分ける

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BMWの中古車を購入する際に、**最も重要なチェックポイントの一つが「メンテナンス履歴」**です。どんなに外装や内装がキレイでも、適切な整備が行われていないBMWは、高確率で故障リスクが高まります。

私自身、BMWの中古車を購入したときに「まだ走行距離も少ないし大丈夫だろう」と安易に考え、メンテナンス履歴をしっかり確認しなかったことを後悔しました。結果として、購入後すぐにエンジンオイル漏れや冷却系のトラブルが発生し、高額な修理費がかかる羽目に。

ここでは、なぜメンテナンス履歴が重要なのか、どの部分を確認すべきなのか、そして注意すべきポイントについて詳しく解説していきます。

1. BMWのメンテナンスが重要な理由

BMWは高性能なエンジンや足回り、電子制御技術を搭載しているため、国産車よりも定期的なメンテナンスが重要になります。適切な整備がされていないBMWは、以下のようなリスクが高まります。

エンジンオイルの管理が悪いと、エンジン内部にスラッジ(汚れ)が蓄積し、故障の原因になる
冷却系統(ラジエーターやウォーターポンプ)の交換が遅れると、オーバーヒートを起こす可能性がある
サスペンションやブッシュ類のメンテナンス不足は、乗り心地や走行性能の低下を引き起こす
ATF(オートマオイル)を無交換で放置すると、ミッションの滑りや変速不良が発生する

特に、BMWは電子制御技術が多く使われているため、メンテナンスの差が車両の寿命に直結すると言えます。

2. メンテナンス履歴でチェックすべき項目

BMWの中古車を購入する際には、整備記録簿(メンテナンスノート)を確認することが重要です。具体的に、以下の点をチェックしましょう。

✅ 直近のオイル交換履歴

BMWはオイル管理が非常に重要です。以下のポイントをチェックしてください。

  • 最低でも1万kmごと、または1年ごとに交換されているか
  • 純正またはBMW推奨の高品質オイル(5W-30など)が使用されているか

「オイル交換をずっとしていなかった」「格安オイルを入れていた」などの履歴がある場合、そのBMWはエンジン内部の汚れが進行している可能性が高く、後々エンジン故障の原因になりやすいので要注意です。

✅ 冷却系統(ウォーターポンプ・ラジエーター)の交換履歴

BMWの冷却系統(ウォーターポンプやラジエーター)は、日本の気候では10万km以内に交換が必要になるケースが多いです。

  • ウォーターポンプ交換履歴があるか?(目安:6万km~8万kmごと)
  • ラジエーターの清掃・交換がされているか?

これらのメンテナンス履歴がない車両は、オーバーヒートのリスクが高まるため、購入後に交換する可能性があることを考慮しておきましょう。

✅ 足回り(サスペンション・ブッシュ)の交換履歴

BMWは走行性能が高い一方で、サスペンションやブッシュ(ゴム部品)の劣化が早い傾向があります。

  • ショックアブソーバー交換歴があるか?(目安:6万km~8万km)
  • ブッシュ類(ロアアームブッシュなど)の交換履歴があるか?

これらのパーツが劣化していると、乗り心地の悪化や異音の原因になるため、交換履歴がない場合は、購入後に交換費用(20万円以上)を見込む必要があるでしょう。

✅ ATF(オートマオイル)の交換履歴

BMWのオートマは、メーカー推奨では「ATF(オートマオイル)は無交換」とされていますが、実際には6万km~8万kmごとに交換しないと、ミッションの滑りや変速不良が発生しやすいです。

  • ATF交換履歴があるか?(交換なしのBMWはミッションの寿命が短くなる)
  • 変速ショックや滑りが発生していないか?(試乗時に要確認)

ATの故障は修理費が40~50万円以上かかるため、無交換の車両は避けた方が無難です。

✅ 電子制御系(iDrive・センサー類)の点検履歴

BMWは電子制御が多いため、センサー類の故障が発生しやすいです。

  • iDrive(ナビや車両管理システム)が正常に動作しているか?
  • エンジン警告灯やABS警告灯が頻繁に点灯していないか?

これらの点検履歴がない車両は、購入後に電子トラブルが発生するリスクが高いため、慎重に選ぶ必要があります。

3. メンテナンス履歴がない車両は買わない方がいい?

BMWの中古車市場では、「メンテナンス履歴がない車両」も数多く販売されています。しかし、整備記録がないBMWは非常にリスクが高いため、できる限り避けた方が良いです。

🚨 メンテナンス履歴がない車両のリスク

  • 過去のオイル管理が悪い → エンジン内部が汚れている可能性が高い
  • 冷却系統の交換履歴なし → オーバーヒートのリスクあり
  • ATF未交換 → ミッションの寿命が短い

私の知人で、メンテナンス履歴なしのBMWを「価格が安いから」という理由で購入した人がいますが、購入後1年以内にエンジン内部の汚れによる不具合が発生し、修理費が50万円以上かかったそうです。

「安く買えるから」といって飛びつくのではなく、メンテナンス履歴を確認し、信頼できる車両を選ぶことが大切です。

故障しやすい部品を事前確認!交換費用を把握しておくべき理由

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BMWの中古車を購入する際、「どの部品が故障しやすいのか?」を事前に知っておくことは非常に重要です。輸入車の中でもBMWは電子制御技術が多く使われており、特定のパーツが故障しやすい傾向があります。

私自身、BMWの中古車を購入した際に、購入時には気づかなかった部品の劣化によって次々とトラブルに見舞われ、修理費がかさむという経験をしました。「この部品が弱い」と知っていれば、事前にチェックして回避できたかもしれません。

そこで今回は、BMWの中古車を購入する際に特に注意すべき故障しやすい部品と、その交換費用について詳しく解説していきます。

1. BMWで故障しやすい部品一覧と交換費用の目安

BMWの中古車で特に壊れやすい部品をカテゴリごとに分けて紹介します。

✅ エンジン関連の故障

BMWのエンジンは高性能ですが、定期的なメンテナンスを怠るとトラブルが多発します。

故障箇所交換・修理費用
オイル漏れ(パッキン劣化)10万~20万円
ウォーターポンプ(冷却水漏れ)10万~15万円
サーモスタット交換5万~8万円
イグニッションコイル・スパークプラグ交換5万~10万円

特に、**オイル漏れと冷却系の故障はBMWでは「定番のトラブル」**と言われており、10万kmに達する前に交換が必要になるケースが多いです。

✅ 電子制御系の故障

BMWは電子制御のシステムが多く採用されているため、センサーやコンピューター関連のトラブルが発生しやすいです。

故障箇所交換・修理費用
iDriveシステム(ナビ・インフォテインメント)15万~30万円
エンジンチェックランプ点灯(センサー類)5万~15万円
ABSユニットの故障15万~25万円
スマートキーの不具合5万~10万円

私自身、BMWのiDrive(ナビ・オーディオ管理システム)が突然フリーズして操作不能になり、ディーラーで診断を受けたところ、修理費が20万円以上かかると言われたことがあります。中古車購入時には、ナビや電子系の動作確認を念入りに行うことをおすすめします。

✅ 足回りの故障(サスペンション・ブレーキ関連)

BMWは走行性能を重視したサスペンション設計のため、足回りのパーツの摩耗が早い傾向にあります。

故障箇所交換・修理費用
ショックアブソーバーの劣化20万~30万円
ブレーキパッド交換(前後)10万~15万円
ロアアームブッシュの劣化5万~10万円
ステアリングラックの異音15万~25万円

足回りの劣化は乗り心地や安全性に直結するため、試乗時に**「異音がしないか」「走行時のフラつきがないか」**をチェックすることが重要です。

2. 事前に確認すべきチェックポイント

BMWの中古車を購入する際に、以下のポイントを必ず確認しましょう。

エンジンルーム内にオイル漏れの跡がないか
→ エンジン内部が汚れている場合はオイル漏れの可能性大。
冷却水(クーラント)が適量入っているか
→ 減っている場合は、ウォーターポンプやラジエーターの故障の可能性あり。
エンジンチェックランプが点灯していないか
→ 試乗時に警告灯が点灯していたら危険。
足回りの異音(ガタガタ・コトコト音)がしないか
→ サスペンションやブッシュの劣化のサイン。

BMWは購入時に見た目がキレイでも、隠れた故障が潜んでいることが多いため、試乗時や車両チェックは慎重に行うべきです。

3. 故障しにくいBMWを選ぶためのポイント

BMWの中古車を購入するなら、故障のリスクをできるだけ減らした個体を選ぶことが大切です。

年式が比較的新しい(5年以内)の車両を選ぶ
走行距離が10万km以下の車両を選ぶ(整備履歴がしっかりしていれば別)
定期メンテナンスの履歴がしっかり残っている個体を選ぶ
正規ディーラーの認定中古車を選ぶ(保証付きで安心)

また、購入前にはディーラーや専門店で「診断機によるエラーチェック」を実施してもらうのもおすすめです。これにより、隠れた故障やエンジン内部の異常を事前に把握することができます。

試乗と車両診断は必須!走行時に異常がないか徹底チェック

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BMWの中古車を購入する際に、最も重要なステップの一つが 試乗と車両診断 です。どんなに外観がキレイで価格が魅力的でも、実際に走らせてみなければ分からない不具合が多い のがBMWの中古車の特徴です。

私自身、過去に試乗せずにBMWの中古車を購入し、納車後にエンジンの異音や変速ショックが発覚し、修理費がかさむ結果になった経験があります。 逆に、事前に試乗してチェックしていた車両では、大きなトラブルなく長く乗ることができました。

そこで、この記事では 「試乗時にチェックすべきポイント」 を詳しく解説し、BMWの中古車を購入する際のリスクを最小限に抑える方法を紹介します。

1. 試乗時に絶対に確認すべきポイント

✅ エンジンの始動時の状態(アイドリングの安定性)

試乗前にまずエンジンを始動し、以下の点をチェックしましょう。

🔍 エンジンのかかりが悪くないか?(セルが長く回る場合、バッテリーやスターターの不具合の可能性)
🔍 エンジン音が異常に大きくないか?(「カタカタ」「ガラガラ」などの異音は、バルブやタイミングチェーンの劣化の可能性)
🔍 アイドリングが安定しているか?(回転数が不安定な場合、エンジン内部の問題の可能性)

BMWのエンジンは静かでスムーズな回転が特徴ですが、アイドリングが不安定な個体は、エンジン内部に問題を抱えている可能性が高い ため注意が必要です。

✅ 走行時の加速感と変速のスムーズさ(ATの変速ショックを確認)

BMWの中古車で特に注意すべきなのが オートマチックトランスミッション(AT)の状態 です。

試乗時には、以下の点をしっかりチェックしましょう。

🔍 アクセルを踏んだときの加速がスムーズか?(加速がもたつく場合、燃料系やエンジン制御の問題)
🔍 変速ショックが大きくないか?(ATの滑りや変速時の異常なショックは要注意)
🔍 減速時に異音がしないか?(ギアのダウン時に「ガクッ」とした振動がある場合、トランスミッションの劣化の可能性)

BMWのAT(特に8速オートマ)は通常スムーズな変速が特徴ですが、走行距離が多い車両やメンテナンス不足の車両では変速ショックが大きくなることがある ため、違和感を感じたら注意が必要です。

✅ ハンドルの操作性と足回りの異音

BMWはドライビングの楽しさが魅力の一つですが、中古車では足回り(サスペンションやブッシュ類)の劣化が多い ため、以下のポイントをチェックしましょう。

🔍 ハンドルが軽すぎたり重すぎたりしないか?(異常な重さはパワステの故障の可能性)
🔍 走行中に「ゴトゴト」「コトコト」と異音がしないか?(サスペンションやブッシュの劣化のサイン)
🔍 直進安定性があるか?(まっすぐ走らず左右にズレる場合、アライメントや足回りの問題の可能性)

特に、BMWは サスペンションやアームのブッシュ類が劣化しやすい ため、異音がする場合は交換費用(20万円以上)が発生する可能性があります。

✅ ブレーキの効き具合と異音

BMWは ブレーキの効きが良い のが特徴ですが、中古車ではパッドやディスクローターの摩耗が進んでいることが多いため、試乗時に以下をチェックしましょう。

🔍 ブレーキの効きが悪くないか?(ペダルを踏んでも減速が遅い場合、パッドの摩耗が進んでいる可能性)
🔍 ブレーキ時に「キーキー」音がしないか?(ブレーキパッドの摩耗、またはディスクローターの傷)
🔍 ブレーキペダルを踏んだ際にガタつきがないか?(ローターの歪みやパッドの偏摩耗の可能性)

BMWの純正ブレーキパッドは 摩耗が早く、交換費用が高額(前後で10万~15万円) なため、ブレーキの状態は事前にしっかりチェックすることが重要です。

2. 試乗後に行うべき車両診断(OBDスキャン)

試乗だけでは発見できない エンジンや電子制御系のトラブル を見つけるために、OBD(車両診断)チェック を実施するのもおすすめです。

✅ OBDチェックで分かる主な故障サイン
✔ エンジンの異常(ミスファイヤ・オイル管理不良)
✔ AT(オートマ)の異常(変速ショック・クラッチ摩耗)
✔ 電子制御系のエラー(センサー類の故障)

ディーラーや専門店では、OBD診断を無料で行ってくれる場合もある ので、購入前に必ずチェックしておきましょう。

3. 試乗を拒否される場合は要注意!

購入予定の中古車販売店で 「試乗はできません」 と言われた場合は、要注意です。

🚨 試乗NGの車両のリスク
エンジン・ミッションに問題がある可能性
足回りの異音や不具合を隠している可能性
そもそも不具合を把握していない可能性

私の友人も、試乗NGのBMWを「見た目がキレイだから」と購入しましたが、納車後すぐに ATの変速不良が発覚し、修理費40万円がかかった というケースがありました。

試乗を拒否される車両は、購入を避けたほうが無難 です。

維持費をシミュレーション!購入後の出費を事前に計算しよう

ラグジュアリードリームイメージ画像

BMWの中古車を購入する際に、多くの人が見落としがちなのが 「維持費のシミュレーション」 です。中古車の価格だけを見て「お得に買えた!」と思っても、維持費が想像以上に高く、結局大きな出費になるケースが多い です。

私自身もBMWの中古車を購入したときに、「こんなに維持費がかかるとは思わなかった…」と後悔した経験があります。特に、オイル交換やタイヤ交換、車検費用が国産車と比べて高額 で、年間の維持費が予想よりもはるかに膨らみました。

そこで今回は、BMWの中古車を所有する際に発生する 年間維持費の具体的なシミュレーション を紹介し、購入後に困らないための準備 について解説します。

1. BMWの年間維持費シミュレーション

BMWの維持費には、定期的に発生する費用(オイル交換・タイヤ交換など)と、不定期に発生する費用(修理・部品交換など)がある ため、これらを事前に計算しておくことが重要です。

以下、BMW 3シリーズ(F30型)を例にした年間維持費の目安を紹介します。

費用項目費用目安(年間)備考
自動車税45,000円2.0Lエンジンの場合
車検費用150,000円交換部品が増えると高額になる
オイル交換(年2回)50,000円1回2.5万円(純正オイル使用)
タイヤ交換(4年に1回)50,000円~100,000円ランフラットタイヤの場合は20万円超えもあり
ブレーキパッド交換(前後セット)100,000円~150,000円交換時期は3~5年ごと
バッテリー交換(3~5年に1回)50,000円~80,000円AGMバッテリーは高額
消耗品交換(ワイパー・エアフィルターなど)20,000円~40,000円BMW純正部品は高価
修理費(突発的な故障)100,000円~300,000円センサー類や電子制御系のトラブルが発生しやすい

年間維持費の合計:約55万円~80万円

これはあくまで「大きな故障が発生しなかった場合」のシミュレーションであり、エンジンやトランスミッションにトラブルが発生すると、修理費だけで数十万円かかることもある ため、維持費の準備は慎重に行うべきです。

2. 国産車との維持費比較

BMWと同クラスの 国産車(トヨタ クラウン)と維持費を比較 してみましょう。

項目BMW 3シリーズ(F30型)トヨタ クラウン(S210型)
車検費用150,000円80,000円
オイル交換(年2回)50,000円20,000円
タイヤ交換(4本)200,000円(ランフラット)80,000円
ブレーキパッド交換(前後)100,000円~150,000円50,000円
年間維持費合計約60万~80万円約30万~40万円

このように、BMWの維持費は 国産車の約1.5~2倍 かかるケースが多く、「維持費を考えずに購入すると、後で後悔する可能性が高い」ということが分かります。

3. 維持費を抑えるためのポイント

BMWの中古車を購入する際、以下のポイントを押さえることで、維持費の負担を軽減できます。

✅ 1. 認定中古車 or 低走行車を選ぶ

認定中古車であれば 保証が付いているため、突発的な修理費を抑えることができる 可能性があります。また、低走行車を選ぶことで、消耗部品の交換時期を遅らせることができます。

✅ 2. 社外品のパーツを活用する

BMW純正パーツは高額ですが、信頼できる社外品を使うことでコストを抑えることができます

✔ オイルフィルターやブレーキパッドは信頼できるOEMメーカー品を選ぶ
✔ バッテリーは純正品以外の互換品を使う(ただしAGMバッテリーは適合要確認)

✅ 3. 修理・メンテナンスは専門店を活用

BMWの正規ディーラーは修理費が高額になりがちですが、BMW専門の修理工場や整備工場を利用することで、コストを抑えることが可能 です。

✔ OBD診断ができる専門店で定期チェックを行う
✔ 正規ディーラーではなくBMW専門整備工場を利用する

実際に、私の知人は ディーラーでは20万円の修理費を見積もられたところ、専門店で同じ修理を10万円で済ませることができた という例もありました。

4. BMWの中古車を購入する前にシミュレーションを!

BMWの中古車を購入する前に、「維持費を支払えるか?」をしっかり考えることが重要 です。

購入後の1年間に発生するであろう費用を計算する
突発的な修理費(最低でも10万~20万円)は確保しておく
維持費を抑えるための工夫を考える(社外品・専門店活用など)

「BMWを安く買えてラッキー!」ではなく、「このBMWを維持できるか?」という視点で計算し、納得できる場合のみ購入を決断することが大切 です。

まとめ:BMWの中古車はやめとけ?結局どうなのか徹底まとめ

BMWの中古車は、新車よりも手頃な価格で高級車を楽しめる魅力があります。しかし、実際に購入した人の中には「BMWの中古車はやめとけ」と後悔する声が多くあります。その理由をこれまで詳しく解説してきましたが、結論として、BMWの中古車は慎重に選べば満足度の高い買い物になる一方で、安易に手を出すと高額な修理費や維持費に苦しむ可能性が高い ということが言えます。

私自身、過去にBMWの中古車を購入し、修理の連続に悩まされた経験がありますが、一方で、しっかりメンテナンスされたBMWを選んだ知人はトラブルなく快適に乗り続けているケースもありました。つまり、BMWの中古車は「やめとけ」と言われるほどのリスクはあるものの、それを理解した上で選べば大きな問題は避けられるのです。

ここでは、BMWの中古車が「やめとけ」と言われる理由を総まとめし、購入を検討する際の最終判断ポイントを整理します。

BMWの中古車が「やめとけ」と言われる5つの理由

  1. 故障が多く、修理費が高額になる
    • BMWは精密なエンジンや電子制御システムを搭載しており、国産車よりも故障のリスクが高い
    • オイル漏れや冷却系のトラブル、電子制御系の不具合 が頻発しやすい。
    • 修理費が1回あたり10万~50万円 かかることもある。
  2. 維持費が高すぎる
    • オイル交換や車検、タイヤ交換などの維持費が国産車の1.5~2倍以上
    • 1年間の維持費は最低50万円以上 見積もる必要がある。
  3. 過走行車はリスクが高い
    • BMWは10万kmを超えるとトラブルが発生しやすい
    • AT(オートマチックトランスミッション)やエンジン内部の劣化が進んでいる場合、修理費は30万円以上になることも
  4. 電子制御系の不具合が多い
    • BMWはセンサーや電子制御技術を多く採用しているため、iDrive(ナビ)や警告灯の誤作動が発生しやすい
    • 修理には専用診断機が必要で、ディーラーでの修理費用が高額になる
  5. 「安すぎるBMW」には裏がある
    • 安価なBMWは、修復歴がある、維持費が高すぎて手放された、過走行車などのリスクが高い
    • 一見お得に見える個体でも、購入後の修理費で結局高くつくことが多い。

BMWの中古車を買うなら後悔しないために必要なこと

「やめとけ」と言われる理由を理解した上で、正しい選択をすればBMWの中古車は満足度の高い買い物になる 可能性があります。そのために、購入前に以下のポイントをしっかりチェックしましょう。

✅ 1. 購入ルートを慎重に選ぶ
  • 認定中古車を選ぶのがベスト(保証付きで安心)
  • 一般中古車を選ぶ場合は、信頼できる販売店を利用する
  • 個人売買や並行輸入車は避ける
✅ 2. メンテナンス履歴を確認する
  • 定期的なオイル交換・冷却系の整備履歴があるか?
  • ブレーキ・足回り・電装系のメンテナンスがされているか?
✅ 3. 故障しやすい部品を事前にチェック
  • オイル漏れ、ATF(オートマオイル)、電子制御系のトラブルを見逃さない
  • 試乗時に変速ショックや足回りの異音がないか確認する
✅ 4. 試乗と車両診断を必ず行う
  • 試乗NGの販売店は避ける
  • OBD診断(エラーチェック)を活用し、隠れた故障を見つける
✅ 5. 維持費を事前に計算する
  • 年間50万円以上の維持費を見込む
  • 車両価格が安くても、維持費で損をしないかを考える

BMWの中古車は「やめとけ」と言われるが、全員にとって悪い選択肢ではない

BMWの中古車には、国産車では味わえない走行性能、ラグジュアリーな内装、ブランド力といった魅力 があります。しかし、その一方で、維持費や修理費の高さ、故障リスクの高さを理解せずに購入すると、大きな後悔につながる可能性がある のも事実です。

結局、BMWの中古車を買うべきかどうかは、「維持費を払えるか?」「故障リスクを許容できるか?」 によって決まります。

BMWの中古車をおすすめできる人

  • 維持費の負担を覚悟できる人
  • メンテナンスや故障のリスクを理解した上で、適切に管理できる人
  • 走行性能やブランド力を重視し、国産車では満足できない人

BMWの中古車をおすすめできない人

  • 維持費や修理費を抑えたい人
  • 故障リスクが不安で、メンテナンスに手間をかけたくない人
  • 「安いから」という理由だけで購入しようとしている人

BMWの中古車は、しっかりと知識を持ち、慎重に選べば、高級車の魅力を比較的リーズナブルに味わうことができる素晴らしい選択肢 になります。しかし、安易に購入すると 「修理ばかりでまともに乗れない…」 という事態になりかねません。

最終的には、「BMWの中古車のリスクを理解した上で、それでも乗りたいか?」をしっかり考え、納得のいく選択をすることが大切です。

もし購入を検討しているなら、「安いBMWを見つけた!」ではなく、「維持できるBMWを選べるか?」という視点を持つことが、後悔しないための最も重要なポイント です。

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